2013年7月26日金曜日

展覧会:「レオ・レオニの絵本のしごと」 ザ・ミュージアム 7月22日(月)午後

「レオ・レオニの絵本のしごと」
『あおくんときいろちゃん』で有名なレオ・レオニ。アラサー世代には教科書に載った『スイミー』が有名でしょうか。
絵本というのは印刷されることを考えて作られます。原画を観て感激するのは、その絵本を読んだ思い出を重ね合わせるからです。絵としての評価とはまた別の要素を多分に含んでいるのです。
レオ・レオニはグラフィックデザイナーですから、そのデザインセンスは素晴らしい。コラージュの材料選びにセンスのも凄い。じゃ、この原画を購入して壁に飾るか???はまた別の問題。
そして、印刷で成功するというのは、グッズ製作で成功することに繋がるという事が、会場のグッズ販売部を見てよ~く判りました。とにかく「可愛い!」のオンパレード。どれも欲しくなる!持ちたい!そんなものばかり。「グレコ展」で、買うものが無い状態になったのとは大違い。どれもこれも欲しい気持ちになるのです。

展示の中に、ネズミのパーツを作ってストックしたものが籠に入れられて展示されていましたが、その何気ない形の持つ正確な比率・丸みは、やはりデザイナーが無意識のうちに計算しているものなのでしょう。グッズ販売会場で、販売の方が飾り付け用に作られたらしいネズミのコラージュが一目でレオ・レオニのものとは違うという事は、簡単そうで難しいデザインの奥深さを表していました。


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