2016年4月12日火曜日

本:『女たち三百人の裏切りの書』古川日出男(新潮社)

『女たち三百人の裏切りの書』
昨秋、「国宝源氏物語絵巻」を観た記念と言う訳ではないのですが、厚さに4センチ余りの本書に取り組みました。
これは読むのに苦労しました…。図書館で借りたのですが、読み終えるのになんと1ヶ月以上かかりました。物語に集中しどんどん読み進めるところと、結構な難行苦行を強いられるところが…あって、一晩経つと一体どこまで読んだのかもだんだん怪しくなってくる…という印象でした。元々の「源氏物語」を読んだことが無いので(すみません!)、混迷の度合いが深まったのだと思います。
時代設定は、平安末期、源平時代なのでしょうか? 瀬戸内の海賊、東北の武家等、細部はとても面白かったですが、全体をつかまえることが出来ませんでした。
古川日出男の作品は『ベルカ、吠えないのか』はとても面白く読めたのですが、その後、『アラビアの夜の種族』は挫折…。でも、いつか再挑戦したと思っています。


0 件のコメント:

コメントを投稿