「藤田嗣治展-東と西を結ぶ絵画」
藤田と言えば「乳白色のヌード」か「戦争画」で語られることが多いと思います。今回の展覧会は、それだけでなく藝大卒業制作からフランスで死を迎えるまでの一生を通じての作品を見ることが出来ます。新しいものに触れた時作風が変化する様子が中々興味深いです。
「乳白色」に到る前のキュービスム的絵、南米訪問時の北川民次の影響を思わせる色彩豊かな絵、日本の土を連想する青森の絵、そして晩年の宗教画。
『つかこうへい正伝』 を読み、蜷川さんの訃報に接したせいでしょうか。藤田の絵でも「表現者としての生き方」や「現役でいること」を考えました。
自分の中で問い直すために、もう一度観にきても良いと思うのです。
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