2019年4月4日木曜日

本:『リア家の人々』橋本治(新潮社)

『リア家の人々』橋本治
雑誌「新潮」に載った時読みました。今回『草薙の剣』を読んだので再読。中々ですよね。硬質な文体なのですが、どんどん読めます。私にとっては少し上の世代の家庭-親も子も-なのですが、時代の流れ、男女の有り方、いろいろ感じます。
「リア」につては、さいたま芸術劇場で上演された時のさい芸の機関誌に載った文章が今でも心に残っています。「世代」というのは、いつの時代でも解消されない問題なのであり、いつの時代でも「ドラマ」を生むらしい。
現在単行本も文庫本も品切れ状態らしいのですが、『草薙の剣』と併せて、是非多くの人に読んで欲しいと思います。ちなみに単行本の表紙絵は、高野文子です!

 

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