舞台を映像で見ること
この4月以来、全部の舞台観劇の予定が無くなりました。
文楽 桜の園 SPAC ジョン王 未練に幽霊と怪物 外の道
6作品8回の観劇が無くなりました。
夏・秋に向けてチケット予約をするモチベーションが下がってしまい、観劇はもちろん、地元のコンサート予約もしていません。
友人に教えてもらい、4月からいくつか映像で見ることは出来ました。
「3月歌舞伎座公演」
こちらは無観客で録画したもの。とても美しくしっかりとした作りでしたが、役者が登場しても拍手は無く、大向こうの声もかからない歌舞伎の舞台は、華やかであるだけ寂寥感も漂いました。でも、「足を運びたい」という気持ちは高まりました。
「治天ノ君」劇団チョコレートケーキ
関西の友人が教えてくれたました。記録として録画したものとのことでしたが、中々面白く観ました。この劇団には全く予備知識がなかったのですが、とてもまともというか、しっかり事実を調べて新劇スタイルでの上演をする劇団らしいと感じました。客演の松本紀保はとても素晴らしい。
「12人の日本人を読む会」
この戯曲は秀逸な物語だと再確認。サンシャインボーイズの上演は観ていないのですが、映画は何度見た事か…ですし、パルコプロデュース講演も観ました。徹底した「会話劇:としての面白さが一番の魅力。そして今回のZOOM演劇では、それぞれのアップでの演技も十分楽しめました
。
同じころNHKで製作されたリモートドラマがいまいちの出来だったので-第2弾は考えて作られてました-、余計に「近代・現代演劇は言葉だ」と再認識。そしてその言葉を紡ぎ出す俳優さんの力を感じました。
その他にも多くの映像が無料で提供されていましたが、やはり私にとって演劇は生で鑑賞するもの、映像は、その補強であるようです。「生が観られないから映像」というわけにはいかない何かがあるようで、あまり鑑賞することはありませんでした。
とはいうものの「過去の名作 」には触れておいた方が良いかと思い、今月末まで見ることのできる「文楽」は鑑賞予定です。
0 件のコメント:
コメントを投稿