2024年1月23日火曜日
本:『「雪女」、百年の伝承 辺見じゅん・木下順二・鈴木サツ・松谷みよ子そしてハーン』遠田勝(幻戯書房)
『「雪女」、百年の伝承』遠田勝(幻戯書房)
語りとして、朗読として人気の「雪女」。ストーリーテリングでは松谷みよ子さんのものが人気ですし、朗読では勿論ハーン。その「雪女」がどのように伝承されているのかを扱った本です。とても興味深く読みました。語り手は、どこかで自分なりの脚色をしてるという指摘はとても納得できるものですし、20世紀後半になると、様々は書籍やメディアの情報によって、ますますテキストのキックスが進み、そのころになると「純粋な口承」は無くなってしまったというのは、とてもうなずけることです。そして、著者の専門であるハーン研究の面白さを感じました。また再読したいものです。
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