2024年11月28日木曜日

展覧会:「山本芳翠ー多彩なるヴィジュアル・イメージー」11月27日(昼)

「山本芳翠展」
フランス時代の作品、そして帰国後の作品…。明治という激動の時代の中で、作風がどんどん変化していく…。個人的には、やっぱり「浦島図」に目を奪われます。どこか物憂げな太郎は、捧げ持つ玉手箱と自分の行く末を感じ取っているのでしょうか。遥かかなたの竜宮城は東洋と西洋が入り混じっており、蜃気楼のように浮かんでいます。蜃気楼ということは、現実ではない…のかしら?なんとも不思議な絵です。

展覧会:オディロン・ルドンー光の夢。影の輝き 11月27日(水)昼

「ルドン展」
岐阜県美術館所蔵のルドンの版画をたくさん拝見できました。そして、他の美術館からのも含めて、多くの絵画も展示されていて、ルドンを知ることのできる展覧会です。以前、他の美術館で拝見した作品にも再度出会えてよかったです!

展覧会:オディロン・ルドンと山本芳翠 11月27日(水)昼

岐阜県美術館「ルドンと芳翠」
岐阜県美術館は、ルドンをたくさん所蔵しています。そして恵那市出身の山本芳翠の作品も所蔵。その二つの展覧会が開催中。

2024年11月25日月曜日

風景:138タワー

138タワー
ライトアップされていました。これからクリスマスのシーズン、下の公園もイルミネーションで飾られるハズ。またゆっくり拝見したいものです。

風景:単管バリケード

単管バリケード
チューリップ公園の入り口は、ただいま工事中。単管バリケードが歩行者を守ってくれます。

風景:チューリップ四季彩館

チューリップ四季彩館
日本でただ一つ年間をとおしてチューリップの咲いている館です。写真のチューリップは特殊な溶液に生けられていてるとのこと。また、足元にはプランターに植えられたチューリップも咲いています。展示は、20年くらい前に訪れた時より格段にレベルアップ!子ども達が一番最初に親しむ花、チューリップがきれいに咲き誇っていました。隣接する「チューリップ公園」では、来年のフェアに向けての準備中。黒い土が次々運び込まれていました。一面に咲くチューリップ、観たいものです。

風景:秋の山 11月22日(金)午後

秋の山
山の上はあいにくの雨でしたが、しっとりとした空気の中で紅葉がきれい。すっかり晩秋…というか初冬ですね。

2024年11月18日月曜日

本:『本心』平野敬一郎(文藝春秋)

『本心』平野敬一郎(文藝春秋)
映画になるとのこと。読みました。とても面白かったですが、映画のHPを見ると…かなり違っているらしい。映画を見ることは…無いような気がします。原作のこの本は色々なことを考えさせてくれるように思います。「私」とは?「あなた」とは?一瞬一瞬人は変わっていく?とか…。とにかく言葉のセレクトが上手なので、読んでいて気持ちが引き込まれます。やっぱり読み続けたい作家さんです(新作じゃなくて旧作ばかり読んでますけど、すみません)。表紙がゲルハルト・リヒターの作品というのも結構びっくりでした。こんな絵も描いているんですね。

2024年11月14日木曜日

展覧会:「相国寺展‐鳳凰がみつめた美の歴史‐」 愛知県美術館 11月13日(水)午後

相国寺展
寺宝と言われるような絵画・墨蹟が展示されました。期間が短いので慌てて出かけましたが、やっぱり混んでました。この特別展も良かったですが、コレクション展も楽しかったです。近代西洋画は、今まで何度も拝見したものもありましたが、改めて面白いとおもいました。また、企画展で展示されいる若冲の小ぶりの作品も楽しい!
西洋画のノルデやキルヒナーはやっぱり好きです。ノルデは所謂ノルデらしい作品じゃないけど…

舞台:文楽11月公演 国立文楽劇場 11月9日(土)11:00~




 第1部 仮名手本忠臣蔵 大序より四段目まで

第2部 靭猿

    仮名手本忠臣蔵 五段目より七段目まで

仮名手本忠臣蔵、歌舞伎ではいろいろな段を拝見していますが、文楽で拝見するのは初めて。文楽劇場開場40周年記念としての公演です。1月には続きが上演されます。楽しみです。



2024年11月8日金曜日

風景:月と星

月と星
11月6日の夕方の空。月齢4.5の月です。そして隣で光るのは宵の明星でしょうか?秋の深まりを感じる今日この頃です。

2024年11月6日水曜日

風景:ギンモクセイ

ギンモクセイ
公園で時間つぶしをしていたら、足元に白い小さな花が…。見上げたらギンモクセイの木でした。この公園にはキンモクセイは無く、ギンモクセイの木が3~4本。キンモクセイと同じように素敵な香りがします。
写真中央、十字の白い花びら……

2024年11月1日金曜日

本:『サード・キッチン』白尾悠(河出書房新社)

『サード・キッチン』白尾悠(河出書房新社)
言葉・文化の違う場所で暮らすことの難しさは、それを経験したことのある人にはよくわかることではないでしょうか。20世紀末のアメリカを舞台としたこの作品は、それをよく表しています。最初の70ページくらいの主人公の戸惑いは、かなりつらいですし、出てくる同級生たちも半分透明というか、よくわからない。それが「サード・キッチン」が登場することで、段々と戸惑いの理由が明確になってくるし、登場人物も輪郭がはっきりしてきます。そこがこの小説の面白さでしょうか。この「分かり合えること」「それぞれの立ち位置を理解すること」は、同じ国も人間でも難しいことですし、一見「わかった」と思っても、根本的なところでは間違っているかもしれない。「みんな違ってみんな良い」という言葉が流行ったりしましたが…、そんなに簡単なことではないですよね。自戒をこめて。

展覧会:「宇野亞喜良展」刈谷市美術館 10月30日(水)昼

「宇野亞喜良展」
イラストレーター宇野亞喜良さんの展覧会に行ってきました。多くのお仕事をなさっていることにびっくり。そして、一貫したスタイルにもびっくりしました。職人技とも思えます。10年くらい前、メリーゴーランドでお客さんの前で描かれたことがあったのですが、下絵でしょうか、スケッチ片手に仕上げていかれた姿を覚えています。端正な計算のもとえがかれるんですよね。まさに「仕事」だと思いました。
お若い頃のお仕事「珈琲エーデルワイズのための室内装飾だそうです。珍しい油彩です。
コクーン歌舞伎のポスターも宇野さんだったのですね。
「母の友」も!
立体作品は、お芝居のための作品
「せむしの子馬」の挿絵。ロシア的です。
開場入口