2025年1月17日金曜日
本:『思慮深いうたた寝』小川洋子(河出書房新社)
『思慮深いうたた寝』小川洋子(河出書房新社)
小川洋子の小説は好きです。このエッセイは新聞や色々な雑誌に書かれてものを集めたエッセイ。短い文章の中で語られるのは、「物語の無い世界では生きられない」という思い。そして、物語を介しての人とのつながりです。印象深かったのは「文章を光らせるもの」と題された高校生との交流。瑞々しい感性との交流が透き通っってキラキラ輝くように感じられます。そして「素数は私を裏切らない」は2011年3月号に掲載されたものとのこと。素数の美しさを書いておられますが、今、2011年を振り返ると…と思います。書かれた文章は後々読むと色々なことを読者に考えさせてくれます。これからも、どうか良い作品を生み出してください。お待ちしています。
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