2025年6月12日木曜日

映画:「国宝」ミッドランドスクエアシネマ 6月11日(水)12:25~15:25

「国宝」
新聞連載時から読んで、単行本になってからも拝読しました。一気に読ませる小説です。それが映画に!ということで出かけました。平日の昼間なのに8割の入り、ただし年齢層は高い、ときおりカップル。これからどんどん入りが良くなるのでしょうか?さて。映画ですが、歌舞伎のシーンはとても美しい。見事な仕上がりです。鴈治郎さんに感謝。二人道成寺と曽根崎心中は印象的。技術的にもかなりのものだと思いますが、喜久雄と俊介の間に流れる感情が描き出されます。そして鷺娘の無常観。この映画の主題なのでしょう。小説ファンとしては、トリックスター的存在の喜久雄の幼馴染がちょっとしか出ないのが…ですが、これは3時間の映画では無理かしら?それにしても「万菊」の存在感はすごい。ラストシーンは…これは伝統芸の宿命?ところで、お客さんの年齢層が高いせいか、最後のエンドロールが始まると早々立ち上がる方が大勢、皆さんお疲れ様でした。

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