爽秋文楽特別公演
Aプロ
恋女房染手綱
重の井子別れの段が有名な物語ですが、道中双六の段も可愛らしいお話です。どちらも義太夫語りが聞かせます。特に、子別れの最後が哀切。勘十郎さんの重の井も憂いがあって素敵でした。
日高川入相花王
これはスペクタクルですよね。人形芝居ならではの「仕掛け」であっと驚きます。
Bプロ
心中天網島
心中物の最高傑作とのこと。関西らしい「ダメンズ」をめぐる物語。この「ダメンズ」の物語は関西の伝統?でしょうか。「あ~あ。こんな男に尽くすの…(客観的視点)」と思いながらも、自分に優しくしてくれる男に尽くす女の物語といえるでしょうか。この伝統が小説に結晶したのが、織田作之助『夫婦善哉』?物語はさておき、義太夫と音曲はとても素晴らしいですよね。ただただ聞き入ってしまう魅力があります。また拝見したい!
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