2012年4月19日木曜日

映画:「ピナ・バウシュ 夢の教室」 伏見ミリオン座 4月17日(火)16:05~








「ピナ・バウシュ 夢の教室」
先日見たヴェンダーズの映画はアーティストの姿を記録するという点では優れた映画でした。中で踊られる舞踊も素晴らしい。しかし、この映画は、踊るということに代表される「表現する」ということが、人の心や身体にどういう影響があるかということが良くわかる記録になっています。
「ピナって誰?」という子ども達、ダンスはヒップホップしか知らないという男の子達、バレエなんて習ったこともないという女子達、そういう子ども達が、毎週土曜日の練習を心待ちにするようになっていく10か月の記録です。
少しずつ心がほどけ、身体がほぐれていく様子、恥ずかしい感情を表現するのにぎこちない仕草からスタートし、相手を思いやる気持ちに変化していく様子、それはこちらの気持ちを揺さぶります。
また、具体的な指導にあたる二人のダンサーの真剣な対応は、その表情の美しさと相まって素晴らしい。
日本でもダンスが必修になるとのことですが、どうなるのでしょう???こんな素晴らしい出会いは中々無いでしょうね。

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