「リチャード三世」 A列16
子供のためのシェイクスピアは、2008年の「シンベリン」を見たのが初めてで、今回は2回目。名古屋での公演は8月末の週末のため、夏の他の用事が入るとパスになってしまうのです。また、「お気に召すまま」は蜷川作品がお気に入りの作品だったので、そのイメージを保ちたかったのでパスしたんだったか…。
「リチャード三世」は、翻案作品「国盗人」を世田谷で観ています。また蜷川作品のDVDも持ってい ます。しかし、アル・パチーノの映画「リチャードを探して」を見た時寝てしまった(!)ように、結構見るのが辛い作品なのです。苦しい言い訳ですが、歴史劇って教養というか、知識が必要なんですよね。
ということで、今回もちゃんと理解できるかちょっと不安も有ったのですが、さすが「子供のための」というだけあって、人物の名前の重複を避けているあたり、理解がしやすかったです(ヘンリーとかエドワードとかは、何人も同じ名前の人-もちろん○世とか○○卿とかつきますが-がでてくるので)。でも、「抄訳」という感じも否めない。悪の魅力が薄まっているように思えました。11月に新国立劇場で「リチャード三世」を観劇予定。こちらは、一昨年の「ヘンリー六世」からの続き上演。どんな仕上がりになるか楽しみです。
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