2018年6月30日土曜日

本:『口笛の上手な白雪姫』小川洋子(幻冬舎) 6月28日読了

『口笛の上手な白雪姫』小川洋子
八つの短編集。どの話も好きですが、老人と子どもが関りを持つ「先回りローバ」「一つの歌を分け合う」「「盲腸線の秘密」「口笛の上手な白雪姫」は、しみじみした読後感が残ります。教会を舞台にした「乳歯」は、キリスト教の聖人伝を思わせ、これも好き。
「永遠を見つめるまなざし」を感じる小川作品をこれからも読み続けると思います。



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