2018年6月9日土曜日

本:『樽とタタン』長島京子(新潮社)

『樽とタタン』
小学生だった自分の記憶の中の喫茶店とそこに置かれた「樽」 。そこに入り込み見聞きした「物語」を記したという小説。どこまでが主人公タタンの見聞きしたことで、どこからがタタンの夢想の世界なのか…。樽の中から覗き眼鏡で世界を見るような、狭い世界と広い世界をつなぐ優しさが感じられます。
とある住宅メーカー のCMじゃありませんが、子どもって「狭いところ」が好きですよね。私も、押入れが大好きでした。そんなことも思い出しました。


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