2023年9月24日日曜日
2023年9月20日水曜日
本:『図書館がくれた宝物』K.アルバス作(徳間書店)
『図書館がくれた宝物』K.アルバス作
第2次大戦下のロンドンから学童疎開することになった3兄弟の物語。児童書なので限界があるわけなのか、ちょっとご都合主義な感じ(出くる大人の描き方)がしますが、「本」が生きる力になることがわかる物語でもあります。それにしても巻末にまとめられた「この物語に登場する本」のリスト、八割がた読んでいるというのは、イギリスの児童文学が優れているということなのか、日本でのイギリス児童文学の紹介が多いということなのか?いつも感じることですが、戦前・戦後の日本の子供向け文学(特に大衆に人気があったと思しき)って、なぜ今読まれないのでしょうか?『小公女』や『ハイジ』は詠まれるのに、『花物語』が読まれないのはなぜ?
本:『姑獲鳥の夏』京極夏彦(講談社文庫)
『姑獲鳥の夏』京極夏彦(講談社文庫)
百鬼夜行シリーズに挑戦、ということで、第1作『姑獲鳥の夏』を読みました。映画にもなって、当時、TVで宣伝をよく見たような…気がします。面白かったですけど、先日読んだ『鉄鼠の檻』の方が好み…というかうまくできていると思いました。でもキャラクターも設定(場所の設定が面白い)も良くできていますよね。人気が出るのがわかります。ということで、次は『魍魎の匣』に挑戦!予定。
2023年9月14日木曜日
舞台:「桜の園」市民会館 9月13日(水)13:00~
「桜の園」
チェーホフの4大戯曲のうち「桜の園」は、30年以上前、大阪でロシアの劇団の公演を観ました。もちろんロシア語だったのですが、ロシアの響きがうつくしかったのを今でも覚えています。その後、「かもめ」「三人姉妹」「ワーニャ伯父さん」を観ました。中でもケラ演出の「三人姉妹」と「ワーニャ伯父さん」はとても面白く感じ(「かもめ」を見損なったことを後悔ー)、「桜の園」は絶対行くぞと思い、結構苦労してチケットゲットしたのに、コロナであえなく中止…。それを補うというわけでもないのですが、パルコ50周年記念シリーズの地方公演を観劇することにしました。こういうチェーホフ劇もあるのねというのが一番の感想。イギリスの演出家とのことですが、そう、いかにもイギリス的でした(ってどこが?ですが、ロシア的な重々しさ・リアルさや、日本的な情感がない)。この戯曲、20世紀初頭に書かれているわけで、この後すぐ第1次世界大戦そしてロシア革命があるわけです。パリに行ったラネーフスカヤの行く末はもちろんですが、桜の園を買い取ったロパーヒンはどうなったのだろうと(百姓-多分小作人から証人として成功した彼が革命をどう考え生きたのか)いつも気になります。そうね、チェーホフの作品(小説も)には、革命前夜のロシアが常に感じられ、彼自身がその革命に立ち会わなかったことが、彼の作品が色々な意味を持つように思います。また、誰かの「桜の園」を拝見したいと思います。
展覧会:「ネコ にゃんと!クールなハンターたち」名古屋市科学館 9月12日(火)午前
「ネコ展」
前売り券を購入し、夏休みは混むからとぼーっとしていたら、なんと!今週で終了ではありませんか!慌てて科学館へ。骨格標本はもちろん、たくさんのはく製はネコ族のハンターとしての性質を訴えます!そして触れる毛皮は…なんとなめらかで気持ちの良いことでしょう。絶滅危惧のネコ族もありますが、これからも、どうぞ生き延びてくださいね。
シベリアタイガーは美しく大きい!
小さいネコ族もかわいい!
鳥は基本的には見るのは好き。触るのは…苦手。西表の鳥たちは美しいですね。
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