2010年8月3日火曜日

AKIRA


CS放送で大友克洋の「AKIRA」を何年振りかで見ました。
80年代から90年代、大友克洋の作品にハマりました。
「ショート・ピース」に収められている作品群は、連載時に友人に教えられ、こんな漫画を描く人がいるんだとびっくりしたことを記憶しています。
その後、「さよならニッポン」を読み、「気分はもう戦争」は連載で読みました。
そして「童夢」に続き、「AKIRA」です。
「AKIRA」は、連載ではなく、DXコミックで一気読みする楽しさを感じた作品。
わくわくしました。

昨年『1Q84』を読んだとき、ボディガードのタマルを、誰かに擬えて読んでいるような気がずっとしていました。
今回アニメ「AKIRA」を見て、そうか、「大佐」に擬えていたんだということが判明。

大友の作品は繰り返し読んでいるので、結構頭の中に染みついています。
無意識のうちに絵を引っ張ってきてます。

しかし、今回アニメを見てしみじみ思ったのは、
1988年に作られた21世紀を舞台にしたこのアニメでも、「ケータイ」は予測できなかったんだということ。
かつてのスパイドラマで、時計やバッジの大きさの無線が使われていましたが、そんなちゃちなもんじゃない今の「ケータイ」の発達は、誰も予想できないことだったのでしょうか。

そういう細かいことはありますが、「AKIRA」はやっぱり、すごい作品だと思います。

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