「百物語‐新宿鮫 毒猿」 F列ー25
おはなし会の友人と「百物語」へ。その前にミッドランドスクェア地下の「和久傳」で簡単に夕食。このお店、ずっと入ってみたかったのですが、中々敷居が高くて…。同じ系列の京都の「はしたて」はもっと気楽に入れるお店なので、京都に行くとよく食事をします。
さて「毒猿」ですが、新宿鮫シリーズは10数年前図書館で順番に借りてⅠ~Ⅵまで読みました。「毒猿」はシリーズ中でもキャラクターが良く描けていると言われていましたが、確かに大変分厚いのにもかかわらず、あっと言う間に読めました。鮫島と晶の姿も良いのですが、毒猿というキャラクターの悲しみが伝わってくる作品です。
今回百物語ではどんなふうに仕上がるのかと思っていたのですが、毒猿と奈美物語に的を絞ったものになっていました。それでも、2時間、超スピードでの展開。眠くはなりませんでしたが、筋を追うのに手いっぱいとなりました。
そうね、百物語は、やはり日本情緒が溢れる作品や、ちょっと切ない心の機微を描いた作品、そして不条理感に満ちたダークな笑いの作品の方が面白いと感じます。長いシリーズも残すところあと4作品。東京では「傑作選」の公演もあるようで、そこがうらやましい!「箪笥」とか「阿部定」とか「関節話法」とか「五郎八航空」とか、ナマで聞きたいものです!(娘と二男は「五郎八」再演に行ってるんですよねぇ)
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