「カルテット!~人生のオペラハウス」
いくら女性サービスデイとはいえ、この満席状態は予想していませんでした。割と早く行ったので、真ん中の音響効果を期待できる席に座ることができほっと一息でした。
話自体は大人のファンタジー。上手い脚本、上手い役者によるウェルメイドハートウォーミング物語。出てくる音楽そのものもとても楽しめました。
ところで、英国(含むアメリカ東部)の人って、学校のような集団が好きというか、そういう映画が多い。人生の最初で「つるみ」最後も「つるむ」んですよね。フランス映画「愛、アムール」は同じような年取った音楽家が主人公になっていますが、一人で生きる事を強く感じさせる。音楽の使い方も、「愛~」では必要最小限だったのに対して、「カルテット」ではてんこ盛り(それも登場している実際の音楽家たちの演奏並びに歌声多し)。ファンタジーかリアリズムかという制作意図の違いは有りますが、やはり基本的な価値観の違いも大きいような…気がします。どっちが良いとかという話ではないんでけど。
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