2023年7月30日日曜日
2023年7月25日火曜日
2023年7月24日月曜日
2023年7月19日水曜日
展覧会:「川瀬巴水-旅と郷愁の風景」松坂屋美術館 7月19日(水)午後
「川瀬巴水 旅情詩人と呼ばれた木版画家」
新版画と呼ばれる明治新時代の木版画家川瀬巴水。「旅情」というにふさわしい作品が並んでいます。特に夕暮れや夜の闇を描いた作品に惹かれますね。数年前、吉田博を拝見しました、少し時代をさかのぼりますが、次は小林清親を観たい!
本:『火蛾』古泉迦十(講談社文庫)
『火蛾』古泉迦十(講談社文庫)
新聞に載った「宗教者の間で起こる殺人を扱ったミステリー」ということに惹かれ読みました。作者がこの作品でメフィスト賞受賞後20年、作品を発表していないということにも惹かれたかな。中々面白いミステリーでした。イスラムの人名や宗教的言葉を知らなくても十分楽しめます。ちなみに、新聞で『薔薇の名前』と『鉄鼠の檻』が「宗教者のミステリー」として紹介されています。『薔薇の名前』は読んでませんが映画はとっても好きでした。この夏、京極夏彦にも挑戦です!
2023年7月17日月曜日
コンサート:「反田恭平ピアノ・リサイタル」愛知県芸術劇場コンサートホール 7月17日(月)14:00~
反田恭平ピアノ・リサイタル
アンコール
ショパン op.25-12
ショパン ワルツ第5番変イ長調op.42
シューマン=リスト 献呈
前半のスクリャービンは…良くわからい難しい曲でした。ラフマニノフはロマンチックで重厚な展開。後半のショパンはピアノの響きが美しくその楽器としても特性を十二分に生かした演奏が素敵でした。一つ一つの音が粒だっていて、真っ白い真珠の首飾りを思いました。またどこかで!
2023年7月16日日曜日
舞台:「七月大歌舞伎 大阪松竹座開場100周年記念」大阪松竹座 7月15日(土)11:00~
「七月大歌舞伎」
昼の部
吉例寿曽我
京鹿子娘道成寺
沼津
夜の部
俊寛
吉原狐
昼の部も夜の部も面白かったですが、夜の部の方がより楽しめたかな。仁左衛門さんの俊寛は美しく人生の悲しみを感じました。最後の吉原狐は後味の良い作品。関東の作品ですが、関西の笑いの伝統にも通ずる心温まる作品でした。
2023年7月14日金曜日
展覧会:「ABSTRACTION-抽象画の覚醒と展開」アーティゾンミュージアム 7月12日(水)午後
「抽象画の覚醒と展開」
抽象画は判らないというか人が多いとようですが、眺めているといろいろなことを考えます。「線」とか「色」とか、絵画の基本を想うこともあります。今回の展覧会、かなり攻めてますよね。
一番好きだなと思ったのは、チラシにもなっているクプカの作品。ロスコの作品は撮影できなかった滋賀県美術館のものが方が好みです。
ほかにも近現代の作家のものにたくさん出会えました。この手の展覧会は入場者が少ないのが常なのですが、結構お客さんが入ってます。
舞台:「兎、波を走る」野田地図 東京芸術劇場 7月11日(火)19:00~
「兎、波を走る」
野田地図第26回公演。なんとか、今回も観ることができました。チケット取りが…苦労しました。そして観ることができてとても良かったです。でも、なんと悲しいというか心が苦しくなる作品でしょう。言葉が重層的な意味を持つのはいつものことですが、この悲しみは決して消えない、忘れない。そう思いました。抗えない悲しみです。
展覧会:「マティス展」東京都美術館 7月11日(火)午後
「マティス展」
マティスは、その線も色も好きな画家です。色々な美術館で出会う画家でもありますが、今回は素敵な絵にたくさん出会えました。
静物画は、組み合わせと色の魅力でしょうか。
「赤」はマティスを語る上では外せない色ですよね。
「夢」はとても好きな絵。多くのことを想起させる絵です。
2017年横浜美術館で購入したのも「眠る女性」シリーズ素描だったかしら?
2023年7月4日火曜日
2023年7月3日月曜日
本:『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』岸田奈美(小学館)
『家族だから愛したんじゃなくって、愛したのが家族だった』岸田奈美(小学館)
こちたもただいま放送中。そしてマイノリティの物語(というか実話)。これはドラマがとても面白い作りなっているので、是非見て欲しいです。原作はドラマほどぶっ飛んでいません。結構まとも…(ごめんなさい)です。「楽しいことをする」を基本に生きている作者の毎日がもとになっているらしい(すみません、SNSとかに疎いので)のですが、様々起こるびっくり出来事を明るく笑い飛ばしているので、気持ちよく読み進められます。心配なのは、作者がこれからも書き続けられるのか…という点かな。がんばれ!!!
本:『やさしい猫』中島京子(中央公論社)
『やさしい猫』中島京子(中央公論社)
こちらは現在放送中のドラマの原作。知っているようで知らない世界、私たちの隣で起こっている辛い現実、知っておくべき社会問題、それらが提示されています。社会の仕組みや言葉の壁の問題は、お互いの理解の上に成り立っているわけですが、弱い立場の人々をちょっとずつ助けてあげられる社会になっていってほしいと思います。「どこの人でも、気の合う人のいれば気の合わない人もいる。良い人もいれば悪い人もいる」相互理解は大切ですよね。中島京子さんの作品は暖かいので好きなんですが、この作品では主人公を取り巻く人々のうち「専門家」は描けていると思うのですが「一般人」はちょっと弱いかな?ですが、外国人だけでなくいろいろなマイノリティーが少しずつ顔を出すところに希望が持てます。どうぞ、色々な人々が暮らしやすい日本になりますように。そう祈ります。
本:『彼女たちの犯罪』横関大(幻冬舎)
『彼女たちの犯罪』横関大(幻冬舎)
今期のドラマ原作ということで読みました。最初のほうはちょっととっつき難い感じがシノアですが、30ページあたりから読み進むことができ、半日で読破。後味の悪い物語ですが面白かったです、最後は「これからどうなるのかな…」という結末。「海の崖」が出てくるせいか、松本清張や二時間サスペンスを思い出しました。ドラマでは、どんな展開になるのかな?
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