2011年1月26日水曜日
2011年1月23日日曜日
コンサート:バッハ・コレギウム・ジャパン しらかわホール 1月23日(日)16:00~
バッハ・コレギウム・ジャパン 1月23日16:00~ しらかわホール
プログラム
管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066
管弦楽組曲第4番ニ短調BWV1069
管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
シンフォニア~カンタータ「その同じ安息日に夕方」BWV42より
管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068
バッハのファンというのは律儀。今回も「忘れず来ました」という風情のご年配の方、「きちんと勉強します」という感じの若人。その中、私たち夫婦は…。「管弦楽組曲」というのは、曲の区別がちょっと難しい。バッハは演奏される機会も多いのでまだなんとかなりますが、ヘンデルの「合奏協奏曲」は、どの曲も同じに聞こえてくるので、TVCMなどに使われていると「知ってるけど曲名は判らない!」となります。
弦のアンサンブルの確かさ、木管の柔らかい響き、そして響き渡るトランペット。とても美しい演奏でした。それにしても、腰に左手を当て「エイエイオー」のスタイルで演奏するトランペットは凄いです。日本人には無理なのかしら???
コンサート:ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)&アレクサンドル・タロー(ピアノ) 電気文化会館ザ・コンサートホール 1月22日(土)16:00~
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)&アレクサンドル・タロー(ピアノ)1月22日(土)16:00~ ザ・コンサートホール
プログラム
シューマン 民謡風の5つの小品作品102
メンデルスゾーン チェロ・ソナタ第1番変ロ長調
ドビュッシー チェロとピアノためのソナタ
ブリテン チェロ・ソナタ ハ長調
シューベルト 夜と夢 クライスラー 愛の喜び
鎌倉在住の友人がタローのファン。
「東京でコンサートが有るから来ない?」と誘われたのが昨年の夏だったか…。
2011年の1月は他の用事(!)で日程が詰まっているため、コンサートのために東京には行けませんと返事しました。それに、なんとなく名古屋での有るかも…と思ったのです。
その後、東京での行事(?)日程が埋まり、「今月は“打ち止め”」と思った16日、ふらりと立ち寄ったPGでこのコンサートのチラシ発見…。まぁ、人生「出会い」ですから、次の日購入。
東京のコンサート(トッパンホール)は、すぐに“売り切れ”になっていましたが、案の定名古屋は半分くらいの入りでした。リサイタル系のコンサートは、かなりのビッグネームでないと“満員”にはならないんですよね、名古屋では。
さて演奏ですが、シューマンはいかにも小品らしい軽やかさ、メンデルスゾーンは明るく華やか、ドビュッシーは集中力、ブリテンは理性的な演奏。個人的には後半の2曲が好きでした。ドビュッシーの2楽章は、いかにもドビュッシーで訳が分からない曲なのですがチェロとピアノの掛け合いが面白かったです。ブリテンは1楽章が大変意味不明の曲でどうなることかと-聞き手の私が持ちこたえられるか-思ったのですが、4楽章のエネルギーと5楽章のチェロ・ピアノのアンサンブルが素晴らしかったです。初めて聴く曲でしたが、とても好奇心が刺激されました。
ドビュッシーは5月に息子が演奏を予定していますが、これは前途多難ですぞぉ…。
プログラム
シューマン 民謡風の5つの小品作品102
メンデルスゾーン チェロ・ソナタ第1番変ロ長調
ドビュッシー チェロとピアノためのソナタ
ブリテン チェロ・ソナタ ハ長調
シューベルト 夜と夢 クライスラー 愛の喜び
鎌倉在住の友人がタローのファン。
「東京でコンサートが有るから来ない?」と誘われたのが昨年の夏だったか…。
2011年の1月は他の用事(!)で日程が詰まっているため、コンサートのために東京には行けませんと返事しました。それに、なんとなく名古屋での有るかも…と思ったのです。
その後、東京での行事(?)日程が埋まり、「今月は“打ち止め”」と思った16日、ふらりと立ち寄ったPGでこのコンサートのチラシ発見…。まぁ、人生「出会い」ですから、次の日購入。
東京のコンサート(トッパンホール)は、すぐに“売り切れ”になっていましたが、案の定名古屋は半分くらいの入りでした。リサイタル系のコンサートは、かなりのビッグネームでないと“満員”にはならないんですよね、名古屋では。
さて演奏ですが、シューマンはいかにも小品らしい軽やかさ、メンデルスゾーンは明るく華やか、ドビュッシーは集中力、ブリテンは理性的な演奏。個人的には後半の2曲が好きでした。ドビュッシーの2楽章は、いかにもドビュッシーで訳が分からない曲なのですがチェロとピアノの掛け合いが面白かったです。ブリテンは1楽章が大変意味不明の曲でどうなることかと-聞き手の私が持ちこたえられるか-思ったのですが、4楽章のエネルギーと5楽章のチェロ・ピアノのアンサンブルが素晴らしかったです。初めて聴く曲でしたが、とても好奇心が刺激されました。
ドビュッシーは5月に息子が演奏を予定していますが、これは前途多難ですぞぉ…。
2011年1月21日金曜日
コンサート:エレーヌ・グリモー ピアノリサイタル しらかわホール1月19日19:00~
エレーヌ・グリモー ピアノリサイタル 1月19日19:00~ しらかわホール
プログラム
モーツァルト:ピアノソナタ第8番イ短調K.310
ベルク:ピアノソナタop.1
リスト:ピアノソナタロ短調S178
バルトーク:ルーマニア民族舞曲Sz.56
アンコール:精霊の踊り ショパンの曲
昨年はショパン、シューマンがらみでピアノの演奏会によく行きましたが、今年もピアノが多くなるかも。
今回のプログラムで1番気に入ったのはベルク。勿論初めて聞く曲だったのですが、きちんとまとまっている感じがして好きでした。リストは大曲だし、演奏も気合が入っていて力演。これも好きでした。
モーツァルトですが、現代の大きな音の出るピアノで演奏だと音が濁っているように思ってしまうのは、モーツァルトの弦楽曲を聴きなれているせいでしょうか?モーツァルトってなかなか「感激!」という演奏に出会えない作曲家です、ピアノでも弦でも、オケでも。
バルトークは、とても手慣れた演奏で音が粒だっていて、情景が浮かび上がってきました。ヴァイオリンでもよく演奏されますが、ピアノでの演奏は厚みが有って素敵。
エレーヌ・グリモーという演奏家は初めて。フランス出身らしいのですが、現在はアメリカ在住で、狼の保護活動等、自然保護にも力を注いでいる方のようです。そのあたりも演奏に影響あるのかしら?
プログラム
モーツァルト:ピアノソナタ第8番イ短調K.310
ベルク:ピアノソナタop.1
リスト:ピアノソナタロ短調S178
バルトーク:ルーマニア民族舞曲Sz.56
アンコール:精霊の踊り ショパンの曲
昨年はショパン、シューマンがらみでピアノの演奏会によく行きましたが、今年もピアノが多くなるかも。
今回のプログラムで1番気に入ったのはベルク。勿論初めて聞く曲だったのですが、きちんとまとまっている感じがして好きでした。リストは大曲だし、演奏も気合が入っていて力演。これも好きでした。
モーツァルトですが、現代の大きな音の出るピアノで演奏だと音が濁っているように思ってしまうのは、モーツァルトの弦楽曲を聴きなれているせいでしょうか?モーツァルトってなかなか「感激!」という演奏に出会えない作曲家です、ピアノでも弦でも、オケでも。
バルトークは、とても手慣れた演奏で音が粒だっていて、情景が浮かび上がってきました。ヴァイオリンでもよく演奏されますが、ピアノでの演奏は厚みが有って素敵。
エレーヌ・グリモーという演奏家は初めて。フランス出身らしいのですが、現在はアメリカ在住で、狼の保護活動等、自然保護にも力を注いでいる方のようです。そのあたりも演奏に影響あるのかしら?
2011年1月18日火曜日
コンサート:オストメールフィルハーモニカ―第9回演奏会 愛知県芸術劇場コンサートホール 1月16日16:00~
オストメールフィルハーモニカー第9回演奏会 1月16日16:00~ 愛知県芸術劇場コンサートホール
プログラム
グスタフ・マーラー さすらう若人の歌
アレクサンダー・ツエムリンスキー メーテルリンクの詩による6つの歌
ハンス・ロット 交響第1番
指揮:角田鋼亮
ソリスト:原田圭 富岡明子
名古屋マーラー音楽祭第1部演奏会の初回の演奏会。2011年は1月から12月まで、第1部として8月を除く毎月計11回の演奏会が行われるとのこと。16日の演奏会は、初回ということで「開会式」も行われました。出演アマオーケストラの面々のマーラーにかける情熱は…すごい。
プロオケもマーラーを組んでいるところは多いので、今年は何回聞くことになるのかしら?
本日のプログラムでは、二つの歌曲が素敵でした。やっぱり人の声って良いですよね!
ハンス・ロットは、3楽章が長くて…ちょっと眠くなりました…。どうも聴衆の半分くらいはそうだったようで、3楽章が終わったら拍手が…。初めて聞く曲だし、拍手の開始は難しい?プログラムを読めば4楽章もあることはわかるんですけど。
2012年の「千人交響曲」はめったに聞けないので楽しみにしてます!
プログラム
グスタフ・マーラー さすらう若人の歌
アレクサンダー・ツエムリンスキー メーテルリンクの詩による6つの歌
ハンス・ロット 交響第1番
指揮:角田鋼亮
ソリスト:原田圭 富岡明子
名古屋マーラー音楽祭第1部演奏会の初回の演奏会。2011年は1月から12月まで、第1部として8月を除く毎月計11回の演奏会が行われるとのこと。16日の演奏会は、初回ということで「開会式」も行われました。出演アマオーケストラの面々のマーラーにかける情熱は…すごい。
プロオケもマーラーを組んでいるところは多いので、今年は何回聞くことになるのかしら?
本日のプログラムでは、二つの歌曲が素敵でした。やっぱり人の声って良いですよね!
ハンス・ロットは、3楽章が長くて…ちょっと眠くなりました…。どうも聴衆の半分くらいはそうだったようで、3楽章が終わったら拍手が…。初めて聞く曲だし、拍手の開始は難しい?プログラムを読めば4楽章もあることはわかるんですけど。
2012年の「千人交響曲」はめったに聞けないので楽しみにしてます!
コンサート:ウィーン・フォルクスオーパ ニューイヤーコンサート 愛知県芸術劇場1月10日13:30~
ウィーン・フォルクスオーパ ニューイヤーコンサート 1月10日13:30~ 愛知県芸術劇場コンサートホール
2011年1月7日金曜日
2011年1月2日日曜日
本:「エルニーニョ」(中島京子講談社)
『エルニーニョ』中島京子著 講談社
12月に東京駅丸善で見かけ、「あ、中島さんの新作だぁ」と思い、その表紙の絵の可愛らしさにズキューンとなった本。年末に近くの本屋でゲット。昨日・本日で読みました。
『小さいおうち』を読んだ時も思ったのですが、この方、子どものころから読書好きだったんでしょうねぇ。それが嫌味でなく物語のあちこちを彩っているのが素敵です。
演歌の世界では逃避行は「北」になりますが、この物語は南への逃避行(?)。『メタボラ』(桐生夏生)も沖縄を舞台にしていますが、日本文学でも、南に行く話は南米文学のようなめくるめく入れ子世界の不思議さを感じます。この『エルニーニョ』もそう。悲惨な感じはなく、どこか失われた楽園めぐりの色合いがあるのです。自由、自分自身で見出す価値、前向きな作品です。
でも、年末に集中的に見たNHKBShi子どもシリーズを見て感じたことですが、ひとつの価値観から抜け出すのは容易なことではない。特に子供のころ核になるような「拠り所」を持たないと「出発」すら難しい。
主人公「テル」が砂糖屋ですぐに「営業」の姿勢を取れるのは、なんやかんや言って、彼女が日本の平均的教育を受け、それなりに平穏な家庭(たとえマイナス思考の家庭であっても)で育ったからなんだと痛感。「少しのマイナス」を「少しのプラス」に変える勇気が大切というメッセージは貰えますが、「身を削る決断」というには至らない。
それだけ日本は平和で幸せなんでしょう。
挿入されている「覚書」はどれも面白いですが、〈サント・ニーニョ〉の話が私は一番好きです。
この作品、絶対「ロードムービー」になるよね!
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