2018年8月24日金曜日

舞台:「レインマン」 御園座 8月22日(水)18:00~

「レインマン」
映画は有名ー見てないけどー。あらすじは知っていたので、どんな舞台になるのかということ。まぁ、予想通りというか、特に気持ちを持っていられることもなく…でした。一番後ろの席ということも有ったかもしれません。
 キーワードの「レインマン」が心に沁みるとか、兄弟の関係がもっと複雑に感じられるとか、そういうことを期待していたのかしら? 元々の映画が作られた時代とは変わった認識があるので何とも言えませんけど。
渡辺哲さん演じる医師と、横田さん演じる精神科医がよかったです、余韻があって。
ロビーにあった舞台模型

2018年8月18日土曜日

風景:コーヒーゼリー

コーヒーゼリー
京都の友人が「ドリップしてつくるコーヒーゼリー」を送ってくれました。
早速制作、助言に従いアイスクリームを乗せました。う~ん、美味しい!
夏の味わいです。


風景:「呼応する木々」 GINZA SIX GARDEN 8月15日(水)夜

「呼応する木々」
GINZA SIXに屋上庭園があるというのは、BS番組で知りました。機会があれば行ってみたいと思っていたのですが、8月はチームラボの「呼応する木々」が開催されているとのこと。歌舞伎座の帰り立ち寄りました。
銀座の建物は高さ制限があるので、東京湾の構想ビル群を遠景に色々なビルが見えます。そして、今回の光と音の演出。中々近未来的でした。


東京タワー




舞台:「八月納涼歌舞伎」歌舞伎座 8月15日(水)第二部・第三部 8月16日(午前)第一部

納涼歌舞伎
 第二部「東海道中膝栗毛」「雨乞其角」
猿之助と幸四郎、この二人が絡む演目は観たい。というのも、猿之助のプロデューサーとしても才能と目配り、幸四郎の演者としての妄想に惹かれるからです。折々展開される若手の踊り・見せ場、歌舞伎ファンなら知っている古典の場面、そしてTVを見ていればご存じのパロディ…。最後の「神無月」にはびっくりですが、来年はどうなるの?です。
第三部「盟 三五大切」
通し狂言は面白い。登場人物の印影がくっきりわかるので。心の動きが伝わります。また、どこかで見たい。
第一部
「花魁草」「龍虎」「心中月夜星野屋」
新歌舞伎は、「いかにも」の展開になるのであまり好きじゃなのですが、涙涙にならなかったのでOK。
「龍虎」は、カッコ良かったけど、鳴り物がちょっとあれでは、何のことやらですね。
「心中~」は、落語らしい面白さですが、ちょっと味が薄いような…でした。

納涼歌舞伎、来年も来ようかな。

展覧会:「ミケランジェロと理想の身体」 国立西洋美術館 8月15日(水)昼

「ミケランジェロと理想の身体」
ミケランジェロにはとても興味があります。彫刻という作業が、自分の中に無いからかもしれません。この展覧会は、ミケランジェロに至る古代からの彫刻が多数展示されています。「理想の身体」と「現実の身体」、これって、午前に見た「肖像画」でもテーマですよね。そして、芸術を語るうえで欠かせない要素でもあると思います。ちょっとした動き・表情をとらえた彫刻のすばらしさを味わいたいです。
撮影スポット「ラオコーン像」


展覧会:「ルーブル美術館展」 国立新美術館 8月15日(水)午前

「ルーブル美術館展」
7月の上京時、入場制限の列を見て諦めた「ルーブル美術館展」、今回は、開館時間に合わせて行きました。当然、並ぶのですが、幸い、15分くらい早く開場。ゆっくり見ることが出来ました。
色々な「肖像」ですが、お気に入りのレンブラント、ボッティチェリ、ゴヤの絵画もあり、満足。それにしても、英雄といわれる人々の「メディア戦略」って、古代から連綿とあるんですね。アレキサンドロスの肖像って、日本のとある首相によく似ているような…、参考になさったのかしら?
 「お買い上げ」は、子どもの彫像だったのですが、これは絵葉書が無くて残念!

2018年8月13日月曜日

風景:ミニトマト

ミニトマト
7月に花が咲き、枯れて、実がいかにもミニトマトらしくなったのが、20日過ぎ。それから「赤く」なるのになんと3週間かかりました。そろそろ食べごろ?でも、鉢の大きさを考えると美味しいのか?二つ目はどうなる?そして、三つめはできるのか?
やっぱりお百姓さんは偉大です。


2018年8月12日日曜日

本:『ママがやった』井上荒野(文藝春秋)

『ママがやった』井上荒野
もしかすと前に読んだ本?でしょうか。さらっと読めて面白かった。そしていつもながら、出てくる料理が美味しそう。
8つの短編が繋がって一つの物語になっているのですが「大河ドラマ」にならないところが今風でしょうか。どこか「他人事」に絵が画れています、唯一息子創太の中学生時代の話がうるっと来る話。
とこで、この物語、この先どうなるのでしょうねぇ…。

本:『晴子情歌 上・下』高村薫(新潮文庫)

『晴子情歌 上・下』
『土の記』が面白かったので、高村薫純文学3部作に挑戦。ということで、まずは『晴子情歌』。青森と北海道を舞台にした大河ドラマといえば良いのでしょうか。
大正9年に東京の本郷で生まれた晴子は15歳の時母の死によって父の実家青森へ。そこから始まる北の海での暮らしが、息子への手紙という形で物語られます。合間に入る昭和21年生まれの息子彰之の物語は、母の手紙を読みながら進む。
戦前が中心となる晴子の物語はまさに「大河ドラマ」。団塊の世代に属する彰之の物語はどこかむなしさが付きまとう。その間を埋めるのが、彰之が船員仲間から聞く戦争や労働争議の話となるのでしょうが、ちょっと盛り込みすぎというか、できれば、「家族」に特化して話が進む方が…と思ってしまいました。特に、晴子夫婦の有り方をもっと深めて書いてもらえればと思います。「青い庭」だけでは…ですし、これをもっと描いて欲しいものです。
続編の『新リア王』『太陽を曳く馬』も読まなくっちゃ!
ところで、単行本の時の表紙は青木繁の「海の幸」。青木って九州出身だし、「海の幸」は千葉で描かれた絵。この絵を表紙に使いたかったとのことですが…。文庫は写真に変わっています。でも確かに情念というか内容に合っているのは「海の幸」でしょうか。



舞台:「消えていくなら朝」 穂の国とよはし芸術劇場 8月8日(水)19:00~

「消えていくなら朝」
蓬莱竜太の作品に興味があります。数年前に見た「まほろば」はとても面白かった。この猛暑、今回の作品はどうしようか迷っていたのですが、関西の友人の勧めもあり、決心して出かけました。
「家族」ってやっぱり普遍的な物語を持っていますよね。どの家族も幸福であり不幸。「普通」なんて言葉は、個々の家族には当てはまらない。どこか歪で、引き出しを開ければ何かが飛び出してくる。父親の「増築を見ていってくれ」と頼む言葉が重い。確かに家族は「増築」なんですよね。

映画:「ミケランジェロ::愛と死」「万引き家族」

「ミケランジェロ:愛と死」
ミッドランドスクエアシネマ2 7月5日(木)11:05~
記録するのを忘れました。
ミケランジェロはとても好きな美術家なので見に行ったのですが、ドキュメンタリー映画ではありますが、映画館で見るよりBS1辺りで見た方が良いかも。出てくる専門家たちの話も、原語の字幕よりアフレコの方が、画面をじっくり楽しめると思います。途中、ちょっと意識が飛びました。

「万引き家族」
ミッドランドスクエアシネマ2 7月5日(木)12:55~
是枝の映画は好き。でも結構当たりはずれもあるかも?です。見てない作品もあります。
この映画は賞を取りましたし、役者さんも好きな方が多い。期待しました。
やっぱり、話の展開が上手いですよね。特に、子役の扱いは上手い。バスに乗った男の子が振り返った時、何が見えたのか。ベランダの隙間から女の子には何が見えたのか。観終わってからも時々考えます。
また、「知っていながら、知らないふりをする」「気持ちが有っても深くかかわることを避ける」、そういう市井の人々の無関心の在り方が心に刺さります。
次回はどんな作品と出会えるのでしょうか。



2018年8月7日火曜日

風景:猛暑 8月4日(土)&5日(日)

「猛暑」
今年の7月は、怒涛の展開。豪雨で始まり、猛暑が続き、台風も来襲。夏休みが始まった時には「すでに夏半ば?」と思ってしまいました。それからは毎日毎日「暑い」。
ノラネコさんたちもグッタリのようで、我が家の玄関先と庭には、白猫さんと黒猫さんが…。それぞれ土曜・日曜に写真を撮りましたが、昨日(8/6)の夕方にも、それぞれ寝転んでいました。申し訳なのですが、鉢や庭に水撒きを始めたので、2匹もノロノロ移動していきました。水を撒いたら、多少は涼しくなったかしら?夜はどこに行ったのやら…。

庭の木陰
陽射しが落ちた玄関先

2018年8月1日水曜日

本:『土の記 上・下』高村薫(新潮社)

『土の記 上・下』高村薫
高村薫は、『マークスの山』を読み、それから何冊か読んだのかしら?
今回、この本を選んだのは、実は東京の電車の中で隣に座った方が読んでおられたから。なんとなく目に入った本文に「奈良」とか「宇陀」とかが見えたのです。そして書名も。
久しぶりに高村薫を読むことにしました。
最初の10ページくらいは、何が何だかわからないのですが、そこを乗り切ると面白くなってきました。地方の-それも代々人が住んできた田舎-暮らしの緩やかに流れる時間、自然の動き、息苦しいような世間の狭さとそれゆえの安住、客観的でありながら主観的に動く毎日の生活…。主人公が学生時代に作成した土壌標本モノリスが示すように、人もまた毎年何かを積み重ねて生きているのでしょう。土地に根差すことの意味を考えました。映画にならないかしら?
高村薫の三部作も読んでもよいかもと思いました。