「ヘンリー八世」
シェイクピアシリーズも第35弾。日本人も名前は知ってるヘンリー八世の物語です。エリザベスⅠ世の父君ですが、エリザベスにとって良い父だったかというか疑問ですよね。エリザベスを讃えるために書かれたと思うのですが、それゆえ描かれ方は微妙。結局、陰謀渦巻く世界となりますし、ヘンリー八世という男の内面はよく判らない。
舞台の上のフランス王との握手絵がとても気になる。なんだか○○ハウスか△△銀行の契約成立のCM写真のように見えたりして…。
でも阿部寛さんはカッコイイです。とっても「濃い」です。
シェイクスピアシリーズも残り2作。頑張ろう!
2020年2月27日木曜日
風景:シェイクスピア 2月26日(水)昼
シェイクスピアシリーズ 手形
今回は「ヘンリー八世」。シェイクピアと同時代の女王エリザベスの父君のお話。
その前にさいたまのシェイクスピアシリーズに載った方々の手形を拝見。やっぱり蜷川さんは外せないよね、そして今回のタイトルロール阿部寛さん。
今回は「ヘンリー八世」。シェイクピアと同時代の女王エリザベスの父君のお話。
その前にさいたまのシェイクスピアシリーズに載った方々の手形を拝見。やっぱり蜷川さんは外せないよね、そして今回のタイトルロール阿部寛さん。
2020年2月23日日曜日
本:『壺中に天あり獣あり』金子薫(講談社)
『壺中に天あり獣あり』金子薫(講談社)
迷宮の中を廻る男は、いつしか迷宮の中のホテルで一つの「世界」を作っていくようになり、そこへブリキの動物を作る女がやってくる。「世界」はある種の豊かさで満たさるようになるが、それはいかんせん偽物の豊かさなのか?
どこまでいっても「ぐるぐる回り」という物語のスタイルはこの作者のもの。「世界」は言葉に通じて、作者も読者も行きつくところを探しながらどこまでも旅していく必要が有るようです。この行きつかない無限性を、閉塞感と感じるか、限りない広がりを感じるか。そこが分かれ目でしょうか。
主人公の選択は好き。
迷宮の中を廻る男は、いつしか迷宮の中のホテルで一つの「世界」を作っていくようになり、そこへブリキの動物を作る女がやってくる。「世界」はある種の豊かさで満たさるようになるが、それはいかんせん偽物の豊かさなのか?
どこまでいっても「ぐるぐる回り」という物語のスタイルはこの作者のもの。「世界」は言葉に通じて、作者も読者も行きつくところを探しながらどこまでも旅していく必要が有るようです。この行きつかない無限性を、閉塞感と感じるか、限りない広がりを感じるか。そこが分かれ目でしょうか。
主人公の選択は好き。
展覧会:「やなせたかしとアンパンマン展」名古屋市博物館 2月19日(水)昼
本:『極夜行前』角幡唯介(文藝春秋)2月読了
『極夜行前』角幡唯介(文藝春秋)
角幡唯介の本は極力読むようにしています(図書館で…すみません)。これは昨年読んだ『極夜行』に至る事前準備の物語。現地の様子や犬とのかかわりが良くわかりました。
それにしても、人の住んでいない場所って、私の想像の範疇ではありません。それをいかに文章から感じるか?風の様子-音ではなく触覚だとか-や視界に入る様々な景色の彩りとか、もう「感じる」しかない。そこが「探検記」の面白さでしょうか。
今後も追いかけますね、きっと。
角幡唯介の本は極力読むようにしています(図書館で…すみません)。これは昨年読んだ『極夜行』に至る事前準備の物語。現地の様子や犬とのかかわりが良くわかりました。
それにしても、人の住んでいない場所って、私の想像の範疇ではありません。それをいかに文章から感じるか?風の様子-音ではなく触覚だとか-や視界に入る様々な景色の彩りとか、もう「感じる」しかない。そこが「探検記」の面白さでしょうか。
今後も追いかけますね、きっと。
2020年2月17日月曜日
本:『浄瑠璃を読もう』『もう少し浄瑠璃を読もう』橋本治(新潮社)
『浄瑠璃を読もう』「もう少し浄瑠璃を読もう』橋本治(新潮社)
浄瑠璃をネタにした落語のようで、とても面白い。どうしてその作品が書かれたのか、どうしてそんな風に書かれたのか、江戸の庶民の暮らしに触れながら、読み解いてくれます。
関西の友人が勧めてくれた本ですが、ホント、面白い。文楽を見に行く前に読めて良かったです!
橋本治さんが亡くなられたのは、返す返すも残念の一言です。
浄瑠璃をネタにした落語のようで、とても面白い。どうしてその作品が書かれたのか、どうしてそんな風に書かれたのか、江戸の庶民の暮らしに触れながら、読み解いてくれます。
関西の友人が勧めてくれた本ですが、ホント、面白い。文楽を見に行く前に読めて良かったです!
橋本治さんが亡くなられたのは、返す返すも残念の一言です。
演奏会:コーラス 2月13日(木)
コーラス
人にとって一番心地よいのは人の声。合唱は、アンサンブルの妙というか、周りの人の声を聴きながらそこに自分の声を合わせて行くという形をとるためか、他者を尊重する姿勢、他者への愛を感じます。だから心地よい!
他の場面でも、常にこの姿勢を忘れないようにしたいです。
人にとって一番心地よいのは人の声。合唱は、アンサンブルの妙というか、周りの人の声を聴きながらそこに自分の声を合わせて行くという形をとるためか、他者を尊重する姿勢、他者への愛を感じます。だから心地よい!
他の場面でも、常にこの姿勢を忘れないようにしたいです。
2020年2月8日土曜日
風景:冬景色 2月5日(午前)
冬景色
ひるがの高原
先月はさっぱり雪が無くて…今週の寒波でしっかり雪景色です。帰りの夜は、冷え込んでました。
ヤドリギ
こちらも雪の中。もっとじっくり見たのですが、パーキングエリアにはヤドリギは…無い!
ダム
雪雲に覆われて、すっかり冬の装い。人気のない人工物は、なんだか寂しさを感じます。
暖冬と言われていますが、ここ2・3日は冬。冬の山にはやっぱり雪が似合います。
2020年2月1日土曜日
舞台:「グッドバイ」KERA CRPSS第二弾 名古屋市民会館ビレッジホール 1月30日(水)13:00~
「グッドバイ」KERA CROSS第二弾
ケラのお芝居は好きですー若干長いのが…ですが-。この「グッドバイ」は再演で演出家や出演者が変わったらしい。ということで初演を観ていないので、その変化のほどは分からないのですが、とても楽しい作品でした。
原稿用紙を模した大装置が面白い。主人公の職業を表すとともに「この物語はフィクションですよ」と伝えている。良いですよね。
役者さんたちもとても達者で、見ていて飽きませんでした。適度なシリアスさ、適度な可笑しさが絶妙。特に双子は可愛くて不気味で、こういう登場人物は上手く使われていると作品の魅力が増します。
チャンスがあったら第三弾も見たい!?
ケラのお芝居は好きですー若干長いのが…ですが-。この「グッドバイ」は再演で演出家や出演者が変わったらしい。ということで初演を観ていないので、その変化のほどは分からないのですが、とても楽しい作品でした。
原稿用紙を模した大装置が面白い。主人公の職業を表すとともに「この物語はフィクションですよ」と伝えている。良いですよね。
役者さんたちもとても達者で、見ていて飽きませんでした。適度なシリアスさ、適度な可笑しさが絶妙。特に双子は可愛くて不気味で、こういう登場人物は上手く使われていると作品の魅力が増します。
チャンスがあったら第三弾も見たい!?
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