2026年9月24日木曜日
本:『劇場という名の星座』小川洋子(集英社)
『劇場という名の星座』小川洋子(集英社)
帝国劇場を舞台にした8つの短編集。それぞれがどこかで繋がっている。観客として訪れる劇場、勤務先として過ごす劇場、いつからか影のように劇場にいる少年…。やっぱり惹かれるのは、私自身が観た「屋根の上のヴァイオリン弾き」(初演ではありませんが)にまつわる最初の物語でしょうか。帝劇と同じように歴史を刻む劇場は東京にいくつかあります。色々事情はあるのでしょうが、入口扉に、階段に、廊下に歴史を感じる劇場は、劇場とともに歩んできたシニアから「劇場デビュー」の若い人に、劇場・舞台芸術の豊かな文化を伝える場であり、ともに歴史を語り合える場であり続けて欲しいと思います。
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