2025年2月17日月曜日
本:『ミーナの行進』小川洋子(中公文庫)
『ミーナの行進』小川洋子(中公文庫)
小川洋子さんの作品は、どこか御伽噺のような憧憬の雰囲気があります。この作品は、アメリカ『TIME』誌で2024年の必読書100冊に選ばれたとのこと。いわゆる「ベストセラー小説」が持つ「山あり谷あり」「勧善懲悪」「幸福と不幸の連鎖」が訪れそうで訪れず、少しのざわめきの中で物語が進んでいきます。最後に語られる「悲しみ」も、どこか穏やかで不思議な暖かさを感じさせます。その中で「マッチ箱」の持つ意味は何だろうと考えさせられます。マッチと言えば、マッチ売りの少女。でもミーナもトモコも、極貧ではなくどちらかと言えば豊かな生活を送る少女たちで、マッチ売りの少女が窓越しに眺めたお屋敷の中の人々。そこがこの小説の「浮遊感」を感じさせるところでしょうか。とにかく、読み終わると幸福感に包まれるのです。マッチ箱、瓶詰ジュースのフレッシー、図書館、そしてミュンヘンオリンピック…。思い出が未来を生きる力になるのです。
2025年2月8日土曜日
2025年1月30日木曜日
2025年1月22日水曜日
舞台:初春文楽公演 国立文楽劇場 1月21日(火)第2部&第3部 14:15~ 17:30~
初春文楽公演
第2部「仮名手本忠臣蔵」
八段目 道行旅路の嫁入
九段目 雪転がしの段
山科閑居の段
秋から続く「仮名手本忠臣蔵」です。残るは討ち入りですが…これは上演されるのかな?
第3部「本朝二十四孝」
この演目は、歌舞伎で、昔、「十種香の段」「奥庭狐火の段」を観たことあり。 お話自体はファンタジー色の強い演目ですが、私は好きです。今回物語の発端から見ることができました。そして「狐」が現れ湖を渡る力を得るシーンをしっかり拝見。合理的じゃない物語の力を感じることができました。こうじゃなきゃね!
初春らしいロビーの「にらみ鯛」そして舞台上の飾り。劇場に足を運んでこそのめでたさです。
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