懐かしの「西武文化」のことや、書店の有り方等、この本が書かれてから6~9年を経て、今、本屋さんはどうなっているのでしょう?我が家に一番近い本屋さんも少しずつ書籍売り場が狭くなっているような…。この本屋さんが閉まってしまわないように、できるだけ利用する方向‐客注とか‐で考えているのですが…。
2012年7月31日火曜日
本:『書店風雲録』(田口久美子 本の雑誌社)『書店繁盛記』(田口久美子 ポプラ社)
懐かしの「西武文化」のことや、書店の有り方等、この本が書かれてから6~9年を経て、今、本屋さんはどうなっているのでしょう?我が家に一番近い本屋さんも少しずつ書籍売り場が狭くなっているような…。この本屋さんが閉まってしまわないように、できるだけ利用する方向‐客注とか‐で考えているのですが…。
2012年7月30日月曜日
コンサート:「藤江博子ピアノトリオ‐生きて‐vol.3」 7月29日(日)17:00~
プログラム
第1部
G線上のアリア(バッハ)
愛の哀しみ(クライスラー)
ユモレスク(ドヴォルジャーク)
アヴェ・マリア(カッチーニ)
カーペンターズメドレー
メリーウィドウ・ワルツ(レハール)
ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)
エレジー(ショスタコーヴィッチ)
アメイジング・グレイス(黒人霊歌)
ピアノトリオ第1番ニ短調作品49(メンデルスゾーン)
第1部
G線上のアリア(バッハ)
愛の哀しみ(クライスラー)
ユモレスク(ドヴォルジャーク)
アヴェ・マリア(カッチーニ)
カーペンターズメドレー
メリーウィドウ・ワルツ(レハール)
ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)
エレジー(ショスタコーヴィッチ)
アメイジング・グレイス(黒人霊歌)
ピアノトリオ第1番ニ短調作品49(メンデルスゾーン)
展覧会「マウリッツハイス美術館展‐オランダ・フランドル絵画の至宝」 7月24日(火)午前
フェルメール「真珠の耳飾りの少女」 |
ルーベンス「聖母被昇天:下絵」 |
レンブラント「自画像」 |
カレル・ファブリティス「ごしきひわ」 |
そして、またまたびっくりしたのが、ふつう展覧会って、なぜか第1室が混むのですよね、皆さん「ようこそ~」の挨拶表示をじっくり読まれていたり、入場時は気合が入っているせいか「順番にきちんと観よう」と思っている方が多い。ところが、今回はほぼ7割以上の方が、まず「真珠の耳飾り」の展示室へ!
地下1階の展示室は、がら~ん…としていました。ここにもフェルメールの作品が1枚展示されてるんですけど…???
エスカレーターを上がった1Fですが、ここは2室を使って「真珠~」1枚のみの展示。それも、左側からは、銀行のATMか遊園地のアトラクションの待ちかという列の柵が…そして、「止まらないで観てください」とのこと。まぁ、朝イチでしたから、30人位の列だし、何度も並びなおせるし、右側の「頭越し観覧」の人も精々20人位だしと、鑑賞するには十分時間がとれました。
個人的にはレンブラントの所蔵品が目当て。「シメオンの讃歌」とか「自画像」の代表される肖像画群はやはり面白い。最晩年の自画像と、若い頃商品として書いた男の肖像画が並んでいるのですが、その違いにレンブラントという人の数奇な人生を感じます。
ルーベンスの絵は、「どこかで見たことある」と思ったら、そうアニメ「フランダースの犬」でおなじみの絵の下絵でした。実物はアントワープに行かなきゃ見られないのですが…。こういう知識って??
会場を再度最初から回ろうと地下に戻ったら、かなりの人。第1室も2重3重のでした。そして、グッズを買って出口をでたら、なんと、入場制限がかかっているではありませんか!
「美人」の人気は…凄い(ちなみに西洋美術館の方はそれほどでもないようです)。
同時に開催されている「東京都美術館ものがたり」展は、さっくりみられて中々興味深いです。藤田嗣司の絵や、日比野克彦の段ボールアート作品が並んでいます。入場無料!
2012年7月21日土曜日
映画:「少年は残酷な弓を射る」 伏見ミリオン座 7月20日(木)14:45~
「少年は残酷な弓を射る」
予告編を見た時、魅かれました。そして、新聞評でもかなりの高評価。期待して観ました。
ちょっと期待しすぎだったかしら?パンフレットに、低予算で撮影時間が短かったと書かれているのですが、そのせいか、「溜め」がちょっと足りないような気がしました。「赤」に象徴される一人でいることの幸福と不安、穏やかな生活を描写する中間色の柔らかな色合いと、映像は上手いなぁと思ったのですが、全体を通して、心理ミステリーなのか社会派なのか、そのあたりが曖昧で、あまりに見る側に委託されすぎているようにも思います。主演のティルダ・スウィントンの定まらない視線は中々良いんですけど、少年のエズラ・ミラーは最後の最後、ちょっとがっかり。「母子もの」として見るのが正解なんでしょうが、現実世界で起こっている様々な出来事はそう簡単に割り切れるものではないし、親子・家庭は一種の密室ですから、中々「理解=カタルシス」「理解→解決」にはなりえない。10㎝の幅の平均台の上をつり合いを取りながら歩くように、常に左右に振れながらしか歩んでいけない。原作を読んでみたいと思うのですが、まだ図書館に入ってないよ!でも買うのもなぁ…。
予告編を見た時、魅かれました。そして、新聞評でもかなりの高評価。期待して観ました。
ちょっと期待しすぎだったかしら?パンフレットに、低予算で撮影時間が短かったと書かれているのですが、そのせいか、「溜め」がちょっと足りないような気がしました。「赤」に象徴される一人でいることの幸福と不安、穏やかな生活を描写する中間色の柔らかな色合いと、映像は上手いなぁと思ったのですが、全体を通して、心理ミステリーなのか社会派なのか、そのあたりが曖昧で、あまりに見る側に委託されすぎているようにも思います。主演のティルダ・スウィントンの定まらない視線は中々良いんですけど、少年のエズラ・ミラーは最後の最後、ちょっとがっかり。「母子もの」として見るのが正解なんでしょうが、現実世界で起こっている様々な出来事はそう簡単に割り切れるものではないし、親子・家庭は一種の密室ですから、中々「理解=カタルシス」「理解→解決」にはなりえない。10㎝の幅の平均台の上をつり合いを取りながら歩くように、常に左右に振れながらしか歩んでいけない。原作を読んでみたいと思うのですが、まだ図書館に入ってないよ!でも買うのもなぁ…。
2012年7月17日火曜日
コンサート:「マーラー交響曲第8番 千人の交響曲」 愛知県芸術劇場 7月16日(月・祝)13:30~
「マーラー交響曲8番」
昨年1月に始まった「名古屋マーラー音楽祭」の最後を飾る演奏会。フルオケ+声楽ソリスト8人+大編成合唱(含む少年少女合唱)ということで、中々演奏の機会のない曲ですが、関係者の皆さんのご尽力で名古屋で実現しました。
ベートーベンの第9を初めて聞いたとき(見た時?)も、その人数にびっくりしましたが、今回の合唱の人達の人数とその並びは…圧巻の一言。客席も2000人近く入っていましたが、舞台の上にも1000人弱がいるのですから。どちらにとっても二度とない経験だったと思います。観客として参加できたことに感謝!
昨年1月に始まった「名古屋マーラー音楽祭」の最後を飾る演奏会。フルオケ+声楽ソリスト8人+大編成合唱(含む少年少女合唱)ということで、中々演奏の機会のない曲ですが、関係者の皆さんのご尽力で名古屋で実現しました。
ベートーベンの第9を初めて聞いたとき(見た時?)も、その人数にびっくりしましたが、今回の合唱の人達の人数とその並びは…圧巻の一言。客席も2000人近く入っていましたが、舞台の上にも1000人弱がいるのですから。どちらにとっても二度とない経験だったと思います。観客として参加できたことに感謝!
舞台:「しみじみ日本・乃木大将」 さいたま芸術劇場 7月14日(土)13:30~
「しみじみ日本・乃木大将」H列17番
毎度のことですが、井上作品には苦手意識が付きまといます。
読売文学賞(戯曲賞)受賞作品というこの作品は「可笑し・悲し」に日本人の国家観を絡めた作品なんだと思いますが、どうしてもコメディ色が強く感じられてしまいます。なんだか「上質のコント」を見ているような気になりました。一番楽しかった(?)コントは、山県と児玉に扮した香寿さんと朝海さんの宝塚(ベルサイユのばら)風場面。それまで下町の姉さん風の扮装だった二人が、まさに「ベルサイユ~ユ~ユ」になって立ち姿・一挙一動、「カッコイイ」の一言。リアル芝居との違いがはっきり判る!
まだ幕が開いて3ステージ目。声は皆さんとても綺麗で素敵でした(まだ嗄れるに至っていない)。時に台詞がカミカミになるのは仕方ないかぁ…。
稽古場では次の「トレイラス~」の練習らしく、稽古場前の通路を蜷川さんが歩いていらっしゃいました。
毎度のことですが、井上作品には苦手意識が付きまといます。
読売文学賞(戯曲賞)受賞作品というこの作品は「可笑し・悲し」に日本人の国家観を絡めた作品なんだと思いますが、どうしてもコメディ色が強く感じられてしまいます。なんだか「上質のコント」を見ているような気になりました。一番楽しかった(?)コントは、山県と児玉に扮した香寿さんと朝海さんの宝塚(ベルサイユのばら)風場面。それまで下町の姉さん風の扮装だった二人が、まさに「ベルサイユ~ユ~ユ」になって立ち姿・一挙一動、「カッコイイ」の一言。リアル芝居との違いがはっきり判る!
まだ幕が開いて3ステージ目。声は皆さんとても綺麗で素敵でした(まだ嗄れるに至っていない)。時に台詞がカミカミになるのは仕方ないかぁ…。
稽古場では次の「トレイラス~」の練習らしく、稽古場前の通路を蜷川さんが歩いていらっしゃいました。
2012年7月10日火曜日
舞台:「白石加代子 百物語‐新宿鮫 毒猿‐」 7月7日(土)18:00~
「百物語‐新宿鮫 毒猿」 F列ー25
おはなし会の友人と「百物語」へ。その前にミッドランドスクェア地下の「和久傳」で簡単に夕食。このお店、ずっと入ってみたかったのですが、中々敷居が高くて…。同じ系列の京都の「はしたて」はもっと気楽に入れるお店なので、京都に行くとよく食事をします。
さて「毒猿」ですが、新宿鮫シリーズは10数年前図書館で順番に借りてⅠ~Ⅵまで読みました。「毒猿」はシリーズ中でもキャラクターが良く描けていると言われていましたが、確かに大変分厚いのにもかかわらず、あっと言う間に読めました。鮫島と晶の姿も良いのですが、毒猿というキャラクターの悲しみが伝わってくる作品です。
今回百物語ではどんなふうに仕上がるのかと思っていたのですが、毒猿と奈美物語に的を絞ったものになっていました。それでも、2時間、超スピードでの展開。眠くはなりませんでしたが、筋を追うのに手いっぱいとなりました。
そうね、百物語は、やはり日本情緒が溢れる作品や、ちょっと切ない心の機微を描いた作品、そして不条理感に満ちたダークな笑いの作品の方が面白いと感じます。長いシリーズも残すところあと4作品。東京では「傑作選」の公演もあるようで、そこがうらやましい!「箪笥」とか「阿部定」とか「関節話法」とか「五郎八航空」とか、ナマで聞きたいものです!(娘と二男は「五郎八」再演に行ってるんですよねぇ)
おはなし会の友人と「百物語」へ。その前にミッドランドスクェア地下の「和久傳」で簡単に夕食。このお店、ずっと入ってみたかったのですが、中々敷居が高くて…。同じ系列の京都の「はしたて」はもっと気楽に入れるお店なので、京都に行くとよく食事をします。
さて「毒猿」ですが、新宿鮫シリーズは10数年前図書館で順番に借りてⅠ~Ⅵまで読みました。「毒猿」はシリーズ中でもキャラクターが良く描けていると言われていましたが、確かに大変分厚いのにもかかわらず、あっと言う間に読めました。鮫島と晶の姿も良いのですが、毒猿というキャラクターの悲しみが伝わってくる作品です。
今回百物語ではどんなふうに仕上がるのかと思っていたのですが、毒猿と奈美物語に的を絞ったものになっていました。それでも、2時間、超スピードでの展開。眠くはなりませんでしたが、筋を追うのに手いっぱいとなりました。
そうね、百物語は、やはり日本情緒が溢れる作品や、ちょっと切ない心の機微を描いた作品、そして不条理感に満ちたダークな笑いの作品の方が面白いと感じます。長いシリーズも残すところあと4作品。東京では「傑作選」の公演もあるようで、そこがうらやましい!「箪笥」とか「阿部定」とか「関節話法」とか「五郎八航空」とか、ナマで聞きたいものです!(娘と二男は「五郎八」再演に行ってるんですよねぇ)
2012年7月5日木曜日
Tea Room 冬の華 7月1日午後
中谷宇吉郎雪の科学館 7月1日(日)午後
加賀市柴山潟湖畔にある「中谷宇吉郎雪の科学館訪問。
ここでは、中谷宇吉郎に関する展示、映画の上演とともに、ダイヤモンドダストや過冷却実験、氷のペンダント作りといった科学実験を体験することができます。
日曜日だったので、子ども達が結構来館。説明も丁寧で楽しかったです。
登録:
投稿 (Atom)