「岸辺の旅」
カンヌで賞を取った映画。一種のロードムービーとしてとても綺麗な映像を楽しめます。二人の訪れる場所・出来事それぞれが微妙に心を揺すぶるもので、極彩色からモノクロへの変化-夏に観た展覧会の作品を思い出しました-とか、音の記憶とか、不敵な笑みとか、まるで宮澤賢治の作品をを彷彿とさせる人々の集まりとか、説明が少ないのですが、想起させることが多く面白い映画でした。ただ、杉林のシーンは、ホラー映画みたいで-ってホラー映画なの?-あまりしっくりきませんでした。
あと、音楽が凄い。ワグナーみたいだなと思ったのですが、とある雑誌を読んだら、「ハリウッド的」と書かれていて、印象は間違っていなかったらしい。結構「過剰な音楽」がついてます。日本映画的じゃないです。そこは印象的でした。
もう一度見ても…う~ん、WOWOWでの放映を待ちます。
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