2018年11月29日木曜日

本:『ののはな通信』三浦しをん(角川書店)

『ののはな通信』
3か月以上待ちました。今も400以上の予約が入っている作品。作りは面白いと思います。現代の「往復書簡」ですよね。
自立しているかに見えた「のの」と依存的に見えた「はな」ですが、 最終的にはどういう立ち位置になってゆくのか?です。聖フランチェスカというのは「移民の守護者」らしいですが、どちらかというと聖フランシスコを連想しました。
「 言葉を交わす」「文章を交わす」ことから生まれる自分の内面、相手の内面、理解と齟齬、親しみと嫌悪、それを超えた愛…。文章は今風ですが、根底に流れる何かを感じ取りたいと思いました。

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