壽 初春大歌舞伎 大阪松竹座
新春、大阪で歌舞伎を観ることにしました。
昼の部
お秀清七九十九折
大津絵道成寺
艶容女舞衣 酒屋
上方の人情物は、心が乗る話と若干「なんでやねん」になる話があります。「九十九折」は心が乗る話。でも、最後「お金は持ってくのね…」とそこが「どうして?」でした。
「大津絵道成寺」は楽しい。お正月にふさわしい華やかさ。歌舞伎ならではの目に麗しい作品です。「酒屋」はどちらかというと苦手な話。現代人の常識とは違う義理人情でしょうか。
夜の部
義経千本桜 川連法眼館の場
夕霧名残の正月 由縁の月
大當り伏見の富くじ
「四の切り」は超有名な場。今回は?う~ん、ちょっとね、色々考えました。特に思ったのは「ニン」でしょうか。「夕霧」はとても美しい舞踊劇。初見ですが、これは気に入りました。上方らしい柔らかさと儚さを感じました。
そして「大當り」今回の遠征はこれが主眼。いやぁー、楽しい!ほろっとさせるところ、人情の粋を感じるところ、悪役もまた楽し、すべてが丸く収まる様子、お正月らしい心がほっこりするお話でした。所々に「歌舞伎ネタ」が織り込まれているのでしょうが、私が理解できたのは「篭鶴瓶」の太夫のほほえみと「斧定九郎」の50両だけでした…。もっと歌舞伎を観なくちゃね!
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