国立西洋美術館所蔵の「ピアノを弾く妻イーダのいる室内」というハマスホイの絵は、常設展では印象的な場所に展示されていて、いつも心安らかになるというか、静かな常設展の雰囲気を深く味わう作品ですー今回都美でも展示-。この人にフューチャーした展覧会。
ビーダ―マイヤー的なデンマークの市民生活を描いた作品群や、ハマスホイと同時代の作家たちヴィゴ・ヨハンスンやピーダ・イルステズの家族絵画は、暖かく心豊かになります。
スケーイン派として紹介されている漁師たちの絵は昨年の「モダン・ウーマン-フィンランド美術を彩どった女性芸術家たち」を思い出しました。
そしてハマスホイの室内画。人が描かれていない室内が好きです。一見生活感を感じませんが、よく見るとどこかに微かに人の気配が…。質素な暮しを感じると、モノにあふれた現代の生活を煩わしく思う自分を発見します。
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