2010年7月3日土曜日

講演会:松居直さん

7月1日に松居直さんの講演会に行きました。
初めて松居さんのお話を聞いたのは、25年前になるでしょうか、
京都のある文庫の壁に、文庫連絡会主催の講演会の張り紙があったのです。
その頃は、子ども達に振り回され(?)、社会とは全く繋がっていない日々でした。
「マリー・ホール・エッツについて」と題された講演会でしたが、
エッツについても、講演者の松居直氏についても、全く知識はありませんでした。
でも、「行こう!」と思ったのは、
その講演会には保育が付いていて子どもを預けられるからでした。
学生気分をずっと引きずっていた私は、子どもと離れた時間が欲しかったのです。

エッツについての思い、お母様の思い出等、
松居さんの講演内容は、今でも覚えています。
その後、松居さんの本のみならず、絵本について書かれた多くの本を読み漁りました。
その講演会を受講したことは、以後の私の人生を決定したことだったのかもしれません。

それから25年、チャンスが有れば松居さんの講演は聴きに行きました。
そして、1日、80歳を過ぎられたもダンディな身のこなし、真摯な語り口は、
やっぱり素敵です。
「僕は福音館のトップセールマン」
と何かの本の対談でおっしゃっていましたが、
今でも松居さんが手に取って勧めれば、
きっと多くの保護者達が買ってしまうに違いありません。

また、お目にかかれることを祈念して。

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