7月6日から8日まで2泊3日の遠征。
お芝居を3つ、展覧会を2つ行きました。
展覧会では、「オルセー」が一番人気らしいのですが、
これは混むだろうと、上野へ行きました。
まず「ナポリ・カポディモンテ美術館展」
開館前に並びましたが、それほどでもなく、ゆっくり見られました。
思ったより小ぶりの展覧会。
以前のボルゲーゼ展でも思いましたが、
ある一つの家の収集には、その個性を反映した偏りがあります。
このカポディモンテにも、好みと言うか偏りがあります。
時代のせいもありますが、まず、画面の暗い絵が多い。
上に挙げた3枚の絵は、私が好きだと思った絵ですが、
どれもバックが暗い・・・黒に近い青や緑。
神話や聖書の一節の絵も暗いです。
「ユディット」をテーマにした絵は迫真の絵ですが、
ここで紹介するのは躊躇われます。
普段は気にしていない内なるダークサイドに繋がる絵が多いように思いました。
デッサンは興味深い作品が多いです。
でも、これって保存が難しそう。
紙に石膏と木炭ですからねぇ・・・。
次は「シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」
これは気持ちがうきうきする楽しい展覧会。
シャガールの初期の作品や、ロシアの同時代作家の作品は、
若々しさに満ちている。
色も構図もくっきりとしていて、作家の思いが伝わります。
そして、メトロポリタンでの「魔笛」の装置・衣装のための水彩画は、
本当にうきうきし、音楽が聞こえてきそうです。
舞台装置、登場人物の衣装が、お話の順番に並べられているのですが、
たとえ、筋を知らなくても、華やかなオペラの場面が浮かびます。
「魔笛」はもともと好きなオペラなので、とても嬉しかったです。
これは、夏にもう一度行ってもいいなぁ!
ポンピドーセンター基準の空調とかで、大変寒いです!
行かれる方はカーディガンもお忘れなく!
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