2010年10月10日日曜日

展覧会「東大寺大仏‐天平の至宝‐」国立博物館


「東大寺大仏‐天平の至宝‐」国立博物館
東京往復の割引切符についてきた展覧会のチケット。
東大寺に興味が有ったわけではないのですが、時間も有ったので行きました。
東京の展覧会は、いつでもどこでも「行列」がつきものです。この展覧会は、開場10分後くらいについたのですが、お天気にせいか、「行列」は解消されていました。
でも、第1会場は、結構混んでいる・・・。
しかし、皆さん、この第一室に展示されているのは発掘されて「瓦」ですよ・・・。確かに貴重なものですが、奈良に行けば、東大寺に限らず法隆寺でも見られるはずだし、これら天平瓦は、絵葉書にもなってます。
ここで時間を取るのはもったいないのでは???
と思い、ドンドン先に進みました。
伎楽面や、西大門勅額、八角燈籠等、中々見ごたえがありました。

見入ったのは、「重源上人坐像」と「公慶上人坐像」。

鎌倉時代と江戸時代に東大寺復興に尽力した高僧の坐像ですが、それぞれの人柄を映し出し伝わるものがあります。特に重源上人は、中国に3度渡った言われ、建築にも造詣あり、かつ有力者から支援と取り付ける力も有った由。そういう「政治力のある賢い人」の複雑な内面を表現していると思います。
「自画像」ではありませんから、「○○パーセント美化」が行われていると思われますが、それでも「人」が伝わってきます。
先月「自画像展」を観たばかりのせいか、仏像よりこの二つの坐像が気になりました。

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