2010年10月19日火曜日

芝居「大阪平成中村座」10月12日11:00~


「大阪平成中村座」大阪城二の丸公園11:00~
演目
熊谷陣屋
紅葉狩り
封印切

平成中村座は、一昨年の浅草、昨年の名古屋に引き続きの観劇。今回の演目は渋いです。
熊谷陣屋
「身代わり」という主題は、菅原伝授もそうだし、先代萩もそう。歌舞伎ではよく使われるテーマですが、どうしても話が辛気臭くなるので「早く進めてくれい」という気分になります。動きのない「セリフ劇」なんですが、使われている言い回しが結構難しいというか、今の言葉とかなり違う。そのあたりが・・・。
紅葉狩り
勘太郎の更科姫は、歌舞伎座でも見ました。その時「野菊」を踊ったのが鶴松。なんて可愛い!と目が釘付けになりました。今回鶴松は「山神」。はつらつとした元気のいい童神でした。
「紅葉狩り」は染五郎でも見たことがあるのですが、前回の勘太郎でも思ったのですが、ラストシーンでこんなに暗くなったっけ??
封印切
関西の「ヘタレ男」の伝統は、江戸時代からのものなんですねぇ。良い人なんだけど頼りない勘三郎の忠兵衛は、養子の遠慮を伴ったつつましやかさというより生来の「ぼんぼん」で根っから明るい雰囲気。だから封印を切る時も、やむにやまれぬ義理人情のせめぎ合いというより、「男の面子」が表に出ていました。それはそれでOKです。

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