2010年10月23日土曜日

舞台「じゃじゃ馬馴らし」さい芸10月20日13:00~


「じゃじゃ馬馴らし」彩の国芸術劇場 10月20日13:00~
彩の国シェイクスピアシリーズ「オールメールシリーズ」第5弾は「じゃじゃ馬馴らし」。
今までのオールメールシリーズは、途中ドタバタがあっても最終的には結構ロマンチックな仕上がりでした。「お気に召すまま」の結婚式、「間違いの喜劇」の最後の大団円、「恋の骨折り損」の哀愁漂う幕切れ、「から騒ぎ」の恋人たち・・・・、皆切なく心惹かれる最後でした。
今回の「じゃじゃ馬」はそれらとは全然違う仕上がり!
兎に角「ドタバタ」。動きもセリフもハチャメチャ。
亀治郎と筧、二人の主人公はとにかく「変」。立居振舞が常識はずれ。その組み合わせは、イタリアのコメディデラルテと同じように誇張されてました。
他の登場人物も皆、どこかおかしい。
前半のペトルーチオ、ホーテンショー、グルーミオの早口合戦は凄い!
後半はとにかく皆動く。

個人的にはトラーニオとビオンデロ、二人の召使いがとてもよかった!特にトラーニオは大事な役回りで、8月のオックスフォード演劇協会でも素敵な方が-上手い!-やってらっしゃいましたが、今回も動きもセリフも良かったです。

しかし、全体にあまりに「おかしい」ので、ちょっと興ざめのところもありました。「悪趣味」に流れるような気が・・・・するのです。そこが気になりました。

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