2010年9月21日火曜日

舞台「聖地」9月14日18:30~


「聖地」さいたまゴールドシアター9月14日18:30~
これは・・・・長ったです!終演は21:50ですよ!
昨年観た「アンドゥ家の人々」も長ったけど、あれは、面白かったんです。あて書きという点では今回も同じだと思いますが、「アンドゥ」は最後にパーンとはじけ、物語世界が一気に広がりました。
「聖地」は、14日が初日ということもあったのか、どうにもこうにもついていけないという気分になりました。
どうして、「登場人物一人一人の物語」をくどくど見せられなければいけないのかと、途中からは時計が気になりだしました。
まず、登場人物がはっきりとつかめない。物語の設定として重要と思われる「年齢」をどういう風に捉えたらよいのか判らない。「どっちが年齢上なのか?」と引っかかってしまう(引っかかる必要がないのかもしれないけど)。
作者にとっては70歳以上はみんな「年寄」という括りなんでしょうか?それって、「小学生から見たら高校生以上は大人」ということと同じで、あまりにもおおざっぱじゃない?
その上、登場人物たちは主張するだけで、相互に共感しない。だから、観客も共感できず、置いてけぼりを食わされた気分になってしましました。
若気の至りは意味不明でも理解できますが、老人の主張はそれなりに意味を見出したい(70年の蓄積を感じさせてほしい)。
ということで、まず脚本に無理があるんじゃないでしょうか。
そのうえで、時間が経った今、役者さんたちにも、自分たちに引き付けた深みと共に、客観的分析も欲しいとも思うようになりました。「アンドゥ」は確かに「あて書き」的面白さを感じたのです。でも、1年たって、そこからあまり進んでいない。「お年なんだから」という言葉は使いたくない。少しでも良いから変化を求めたい。それでなければ、「挑戦」する意味がない。

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