2010年9月30日木曜日

展覧会「ウフィツィ美術館-自画像コレクション」損保ジャパン美術館


ウフィツィ美術館-自画像コレクション(損保ジャパン美術館)
フィレンツェのウフィツィ美術館にある「ヴァザーリの回廊」に1度は行きたいと願っています。観覧に制限があるので、結構難しいのです。
今回、そのヴァザーリの回廊に展示されている「自画像コレクション」から70点が来日。

これは面白い展覧会です。ウフィツィと言えは、ルネサンス絵画を連想しますが、なんと、今も新しい作品を収集中なんですね!自画像に関しては、作者自身に「寄贈」を依頼しているらしい(買い集めたものや、コレクションの寄贈もあるみたいですが)。これが、まずびっくり。
時代順に展示されている自画像を見ていくと、画家という人種の強烈な自意識が感じられそこが面白い。
きちんと自己と向き合っているもの、作られたイメージを大切になるもの、なりたい自分を描くもの(隠したいところを隠す等)・・・・。
皆、「手」は有る人たちばかりですから、そこに描かれる世界はとっても個性的で、意外な性格が反映されている。

「すご~い」と思ったのは、フランク・フォン・シュトゥックの自画像。だってどう見ても「フレディ・マーキュリー」ですよ!マッチョな「男」そのもの。
う~ん、近代の人はできれば作品の紹介(プレートに代表作が印刷で紹介されている)ばかりでなく、写真があれば、もっと面白いかも・・・しれない。

「絵画」としての完成度は様々ですが、「自画像」というジャンルは好きなので、とても面白く拝見しました。

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