2010年9月21日火曜日
シアター・ダンス「またもけだるい灰色のデルタデー」ヤン・ファーブル9月19日14:00~
シアター・ダンス「またもけだるい灰色のデルタデー」ヤン・ファーブル 愛知県芸術劇場小ホール9月19日14:00~
以前、さいたま芸術劇場でヤン・ファーブルのチラシをよく貰いました。1度、観てみたいと思っていたのです。
ただ、コンテンポラリーダンスは、TVで観ると「脳」を刺激されるのですが、ナマで観ると訳が分からなくなり眠くなるんじゃないかと心配で・・・でした。
一昨年、愛知県芸術劇場大ホールで行われたダンスオペラ「神曲」は、なかなか面白くちゃんと最後まで観ることができたので、いつかチャンスがあったら、ヤン・ファーブルも挑戦したいと思っていました。
ヤン・ファーブルが、ダンス振付だけでなく、美術表現とのインスタレーション等の空間演出で有名だということは、最近知り(日曜美術館でも紹介されています)個人的には結構気分が盛り上がってきました。
会場に入ってまず感じたのが、今回は「あいちトリエンナーレ」の一環ということもあり、観客が「美術館系」の人々が多い、ということ。
私にとって、結構「客筋」が大事です。
青年団を見にアゴラ劇場に行ったときは「図書館系」の人々に囲まれましたし、六本木にチェルフィッチュを見に行ったときは「アート系」の人々に圧倒されました。
そういう観客に入り込むことで、私も「それっぽい」感情に支配されるのです。「その視点」になれる。
4台の鉄道模型がずっと動いている、下げられた鳥かごには本物の鳥がいるらしい(遠くて正確には確認できなかった)。揺り椅子に腰かける女性。そんなスタートのパフォーマンス。
最初は結構集中して観ていたのですが、途中からしんどくなりました・・・・。
原因は「言葉」。これは自分でも意外だったのですが、ダンサーが読んだ手紙の意味がちゃんと落とし込めず、そこらあたりからどんどん舞台の世界から離れてしまいました。責任はこちらにあるように思いますが、残念!
多分、TVで観たら、気合がを入れて観ることができるように思う。いろいろ思いを深めることができる。
これって、普通の舞台作品とは理解の方向が真逆。
私は、ダンスを「感情」ではなく「理性」に近い思いで鑑賞をしているらしい。と思った次第です。
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