2010年9月21日火曜日

展覧会「三菱が夢見た美術館」三菱一号館美術館9月16日


明治時代、三菱が丸の内に美術館や劇場を作る計画を持っていたことを今回初めて知りました。幻と終わった構想を、今回、新しく開館した三菱一号館美術館で開催したのがこの展覧会。
数々の名品がある中、最初に展示されている山本芳翠の絵は、結構度肝を抜かれました。
「十二支」の中から3枚展示されているのですが、これは12枚全部展示してほしいです。三菱重工が持っているらしいので、是非是非、こちらの美術館でやって欲しい。明治という時代が持っていた「混沌」を示す絵だと思います。
昨年春初めて入った外苑前の「絵画館」の絵を思い出しました。
他に魅かれたのは、「井戸茶碗」。5日までは国宝の「稲葉天目」が展示されていたらしいのですが、残念ながらそれは見れませんでした。でも、この「井戸茶碗」も良いなぁ。焼き物は、中々魅かれることがないのですが、これはチャンスがあるなら手に取りたいという気分になる茶碗。「愛でる」という気持ちになります。

前回の「マネ展」はかなりの人出でしたが、この展覧会は16日が雨という天気だったせいか、とっても空いていました。おかげで、ゆっくり展示と三菱一号館という建物を楽しみました。
併設のカフェも前回は並びましたが、今回はすぐ入れました。

「展覧会」とか「美術館」のあり方も考えさせられてひとときでした。

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