2010年6月22日火曜日

エロール・ルカインの本

昨年暮れ、京都駅の美術館で行われた「エロール・ルカイン展」に行きました。
彼の絵本の「装飾性」が好きで、何冊か持っています。
特に東洋趣味の絵が好き。

展覧会では、「The Little Dog of Fo」という本の狛犬の絵がとても好きだったのですが、
この本は翻訳されていない上、アメリカでも絶版らしい。
Fo(仏陀)のもと、動物が平和に暮らしているところで、
ガゼルを殺し食べてしまったライオンの子は追放となりますが、
泥棒を捕まえたことで許され、Foの番犬、狛犬になるという話。

ガゼルを見て、涎を垂らしている姿がなんとも愛らしい。
小さな子が、美味しそうなおやつを見て指をくわえている様子を思い出します。
ガゼルは食べられちゃうんですから気の毒ですが、
読み手は、ガゼルよりライオンの子に感情移入して見てしまいます。

その愛らしい様子は、上記の「ね、うし、とら・・・十二支のはなし」にも少しですが出ています。
アマゾンで検索をかけていると、ついつい注文してしまい・・・・。
これは困った!

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