2022年11月16日水曜日
本:『人でなしの櫻』遠田潤子(講談社)
『人でなしの櫻』遠田潤子(講談社)
芸術家の執念・業?を書きたかったのかなと思いました。登場人物のキャラは立って行って面白いです。こういう物語は「ドラマ」だと思うのですが、実際にドラマにすることはできませんよね、だってそういう「絵」を見せること難しいから。「音楽」を題材にした物語もそう、ドラマの中で流すことは…です。芸術を扱った作品は「小説」で書かれるのが一番かしら?的確な文字は、読者の妄想を膨らませることができるから。登場人物の中で、読者に一番近しいのはギャラリストかな。傍でその才能・生き様を見守ることしかできない。
2022年11月14日月曜日
本:『スタッフロール』深緑野分(文藝春秋)
『スタッフロール』深緑野分(文藝春秋)
深緑野分さんの小説は、とりあえず追いかけることにしています。今回は映画の世界。それも特殊効果を担う人々をめぐる物語。そこに現代らしいジェンダーギャップやグローバルな人々の動きも入れられています。個人的には少し思い込みの激しい人が多く登場するのでついていけなくなる時もありましたが、知らない世界を覗く楽しさもあり、読み進めることができました。エンタメとしてとてもしっかりとした作品です。映画の(特に特殊効果の使われている映画)好きな方はどうぞご一読ください。そして「世界」を作る楽しさ・苦しさ・たゆまぬ努力を想ってください。
2022年11月12日土曜日
展覧会:「響きあう名品」静嘉堂文庫美術館 11月10日(木)午後
「響きあう名品」静嘉堂文庫美術館
世田谷の静嘉堂文庫が丸の内に引っ越し。記念として名品が出展されています。これはいかなくっちゃ!中でも「稲葉天目」は必見!これで三つの「曜変天目」をコンプリート出来ました。漆黒の闇に浮かぶ光を感じるもの、銀河を感じるもの、そして煌めく輝きを感じるもの、それぞれです。またいつか三つに出会えるでしょうか?そのほかの名品も粒ぞろい。東京駅にも近く、また足を運びたい美術館です。
舞台:「十一月吉例顔見世大歌舞伎 昼の部」歌舞伎座 11月10日(木)11:00~
「十一月吉例顔見世大歌舞伎 昼の部」
華やかな襲名公演でした。多くの幹部役者が登場する「祝成田櫓賑」、そして新之助さんの「外郎売」、お目当ては団十郎・幸四郎・猿之助の「勧進帳」。先日観た文楽とはどう違うのか?そこも興味津々。人形と人ではやっぱり違いますよね。義太夫の響きと役者の声の違いの受ける感じが違います。そのあたりはじっくり考えてみたいと思いました。これからの歌舞伎の益々の発展を願います。
2022年11月9日水曜日
舞台:「11月文楽公演 第3部 壺坂観音霊験記 勧進帳」国立文楽劇場 11月7日(月)18:00~
「壺坂霊験記 勧進帳」
文楽を観に大阪へ。今回観劇を決めたのは「勧進帳で、花道を六方する」と聞いたからです。文楽の花道!そして六方!これはぜひとも味わいたいですはありませんか!最初の演目「壺坂霊験記」は、夫婦の情愛を細かく見せる情緒あふれる物語。人形の手の動き、ちょっとした姿勢、義太夫の語りと相まって、これぞ文楽の芸と感じました。人形に魂を感じます。それに比べると「勧進帳」は人形自体の動きの面白さはあまりないような?義太夫語りの面白さを楽しみました。でも弁慶は三人との出使いで、足の方も紋付き袴姿。格の高い人形なのでしょうか。そして最後の花道!これはすごいです!!人形が生きているよう。歌舞伎の「勧進帳」よりも神がかりかもです。木曜日に歌舞伎の「勧進帳」を拝見しますが、どう違うかしら? それにしても劇場の入りが…です。近ければもっと足を運べるのに…残念!
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