2025年6月8日日曜日

本:『わたしだけのアイリス』源孝志(河出書房新社)

『わたしだけのアイリス』源孝志(河出書房新社)
ドラマか終了から3か月、ようやく順番が回ってきました。原作はドラマとほぼ一緒です。そして、この小説はドラマ化されて一層美しさが増したと思いました。様々な自然の紡ぎだす色が、鮮やかに画面に描かれていたと思います。その分、「絵」はいまいちだった…かな?シンディ・ローパーのエンディングソングも良かったですし、主人公が色々なしがらみから解放される様子は、置かれた立場や能力は違えど、映画「バクダッド・カフェ」を思い出しました。

風景:クチナシ

一重のクチナシ
クチナシが咲き始めました。まずは一重から。隣には八重の蕾もあります。白い花なのですぐ茶色になりますが、その香りは馥郁たる香り。かなり離れても香ってきます。もうすぐ梅雨ですが、雨の中、香りを楽しみたいです。

舞台「マクベス」シェイクスピアシリーズ2nd Vol.2 刈谷市総合文化センター アイリス大ホール 6月6日(金)14:00~17:10

マクベス
シェイクスピアの戯曲の中では、「マクベス」は一番観ているような気がします。高校生の時みた劇団雲(神山繁さん)から始まって、段田安則さんのや、新幹線☆の「メタルマクベス」そして市村正親さんの「NINAGAWAマクベス」。昔話風の展開が、ストレートプレイ、ちょっと変わった演出、改変と、妄想が膨らむ作品なのだと思います。今回は、ストレートプレイ系かな。「活劇」としては面白い展開になっていましたが、できれば、もう一つ「言葉による言葉の奥底にある真実」「笑いの場が凍り付く恐怖の場に変わる」を感じられたらうれしかったかも…ちょっと欲張り???
マクベス縁の蒸溜所、ロイヤル。ブラックラのお酒がロビーに飾られていました。こういうところにシェイクスピアの歴史を感じます。

2025年6月5日木曜日

展覧会:「酒呑童子ビギンズ」サントリー美術館 6月4日(水)午後

酒呑童子ビギンズ
今回の出品作品のいくつかは前にも見たことがあるように思います。でも一堂にいろいろ拝見することができ、「酒呑童子」に、再度とても興味を持ちました。なんとなく知っている昔話の物語が「語られ 描かれ 演じられ」も歴史の中で生き生きと蘇ってきました。能「大江山」の映像上映は、絵巻を観ることで理解が深まり、舞台がぐっと身近に感じることができました。また、血みどろの絵巻が結婚調度に入れられたのは「武家の血」を重んじる気風のせいだった(同じころ、源氏物語の屏風も結婚調度に入っていたハズ)というのは、面白いと思います。こういう風に文化って伝えられるんですね。また、いつか拝見したい作品群です。

風景:ムラサキツユクサ

ムラサキツユクサ
雨上がり、道路脇に見つけたムラサキツユクサ。一日花です。あまり行儀のよい植物ではありませんが、皆に愛される花です。またどこかで出会えますように!

展覧会:「ルノワールとセザンヌ モダンを拓いた2人の巨匠」三菱一号館美術館 6月3日(火)夕方

ルノワールとセザンヌ 混んでるかなと思ったのですが(日本人は印象派が好き)、セザンヌって日本人好みじゃなし(私は大好き)と思いつつ足を運びました。お天気が雨だったせいか空いていてじっくり拝見することができました。ルノワールの暖かい暖色とセザンヌの寒色の対比という感じの展示です。
人物も対照的?
静物でも対照的?
お気に入りの作品はセザンヌのコレ

展覧会:「めぐるいのち 熊谷守一美術館40周年展」熊谷守一美術館 6月3日(火)

めぐるいのち
一度訪れたかった美術館。足を運びました。住宅街にひっそりとたたずんでいます。今回は家族を扱った絵が中心とのこと。息子さんの死に顔を描いた絵は、心を打たれますし、画家という人間の業も感じます。熊谷らしい絵が生まれていく様子もわかりますし、彼の画業を支えた周りの人々のこともちょっと触れられるキャプションが面白い(娘と孫を描いた絵はすぐ画商が持って行ったとか、熊谷の有名なコレクターの方が寄贈してくれた絵とか、美術館を開館するとき息子さんが「多くあった方が・・」と寄贈してくれたとか)。熊谷守一という人の像が浮かび上がってきます。