2010年6月29日火曜日

涼しさを求めて


蒸し暑くなって来ました。先日徳川園に行った折、涼しげな花を発見。
「水カンナ」となっています。
池の中から、葉と花がすっと立ち上がっていて、素敵。

そういえば、スイレンもシーズンでしょうか?
様々な画題になっているスイレンですが、
スイレンの栽培されている池って、あんまり綺麗じゃないんですよね・・・。
個人的には、水面に浮かんでいるスイレンより、
水面から立ち上がっている蓮の方が好き。
私の育った所は蓮根の栽培が盛んなところで、
夏、近所の蓮根畑をとおりかかると、
白やピンクの蓮の花が夕闇に中に浮かんでいてとても綺麗でした。
蓮の花が咲くとき「ポン」と音がするらしいのですが、
それを確かめるためには、かなり早起きしなければならず、
残念ながら、聞いたことはありません。
「泥中之蓮」と言われるように、その美しさを見習いたいものです。

2010年6月25日金曜日

同級生



本日、大学時代の友人が鹿児島から来ました。
彼女のお子さんがこちらの大学に在学中、様子を見に来たついでに待ち合わせ。
ちょっと豪華にオーベルジュ・ド・リル・ナゴヤにて昼食。

彼女とは同じ下宿で4年間を過ごしました。
一緒に旅行に旅行に行ったり、コンサートに行ったり・・・。
親元を離れ、今から思えば自由な4年間でした。

今彼女はお料理上手な良き奥様。
片や私は・・・「遊び人主婦」・・・。
この違いはどこから生まれたのか?
やっぱり、パートナーの存在は大きい???

2010年6月24日木曜日

コンサート

昨日は、遠路はるばるコンサートへ。
う~ん、身内のコンサートは・・・ですよね。
チェックが入る過ぎるというか、
冷静には聴けないし、うっとり(w)もできない。

ピアノとの掛け合いが難しい曲だったのですが、
なんとか無難にはこなしたかな?と思います。
細かいミスをするたびに、「ドヒャー顔」になるのが癖だったのですが、
それをしなくなっただけでも成長と言うべきか???
もっと自信を持って演奏して欲しいと願っています。

しかし、「どうだった?」と尋ねられると・・・・
この返事は相変わらず困ってしまいます。
難癖をつけるのは簡単なんですけど、
生演奏にミスはつきもので、それをいちいちあげつらうのはバカみたい。
全体の仕上がりを評価すれば良い訳ですが、
これが難しい。
他人の(特に有名プロの)演奏を評価するのはとっても楽なんですけどねぇ。
やはり責任が伴わない気楽さと、
「料金分の元は取りたい」というあさましい根性のせいでしょうか?
もしかするとちゃんと聴いてない?

上記の写真は、コンサート会場への道中に有るものすごく豪華な建物の一部。
一度入ってみたいとは思っているのですが、
チャンスは・・・・多分来ないような・・・・。

2010年6月22日火曜日

エロール・ルカインの本

昨年暮れ、京都駅の美術館で行われた「エロール・ルカイン展」に行きました。
彼の絵本の「装飾性」が好きで、何冊か持っています。
特に東洋趣味の絵が好き。

展覧会では、「The Little Dog of Fo」という本の狛犬の絵がとても好きだったのですが、
この本は翻訳されていない上、アメリカでも絶版らしい。
Fo(仏陀)のもと、動物が平和に暮らしているところで、
ガゼルを殺し食べてしまったライオンの子は追放となりますが、
泥棒を捕まえたことで許され、Foの番犬、狛犬になるという話。

ガゼルを見て、涎を垂らしている姿がなんとも愛らしい。
小さな子が、美味しそうなおやつを見て指をくわえている様子を思い出します。
ガゼルは食べられちゃうんですから気の毒ですが、
読み手は、ガゼルよりライオンの子に感情移入して見てしまいます。

その愛らしい様子は、上記の「ね、うし、とら・・・十二支のはなし」にも少しですが出ています。
アマゾンで検索をかけていると、ついつい注文してしまい・・・・。
これは困った!

2010年6月21日月曜日

コンサート:小曽根真&ゲーリー・バートン

6月18日夜は、しらかわホールのコンサート。今年の「8PM シリーズ」の第1回。
「8PM」は、昨年も通いました。演奏時間そのものはちゃんとあります。
休憩時間が10~15分と短いのが、1番判りやすい違いですが、
案外これが良いって感じです。

今年は、チケットを申し込む時、結構迷ったんですよね、
2回シリーズを通して買うか・・・・。
夏にやる男性コーラスは予定したのですが、
この小曽根真さんをどうするか・・・・だったのです。
関西の友達が「良かったよ」というお知らせをくれたので、
(友達が行ったのは、クラシックプログラムだったかも?)
思い切って申し込みました。

プログラム


ジャズのコンサートは久しぶり。
(もしかすると学生時代以来?ゴンチチは、ジャズじゃないよねぇw)
満席に近い集客は、ちょっとびっくり。
分野が違うと、集まってくる人も違うし、
どのくらいの集客になるのか、判らないものですね。

前半のジャズプログラムは、楽しい。
フリージャズの軽快さと、リズムの力が伝わりました。

個人的に興味深かったのは後半のクラシックプログラム。
特にスカルラッティのソナタは、知的好奇心を刺激され楽しかったです。
ラベルの「クープランの墓」ってこんな曲だったっけ?

トークも爽やかで、上品な関西人(これって関西に住んだことの無い人にはわかりにくい表現かも知れませんが、TVの若手芸人とは違う、素敵な関西言葉・表現を使う人が、関西には多数いらっしゃいます)の良さを感じました。ホスピタリティーが有るんですよね。

音楽を身近に感じ、楽しいひとときを過ごせました。

2010年6月17日木曜日

オペラ

昨日夜、オペラ「ホフマン物語」のためのシリーズトークに参加。
オペラは、観れば「素晴らしい」と思う。
でも、敷居が高い・・・・。
このシリーズトークも、2~3年参加していますが、
肝心のオペラは・・・・鑑賞していません。
一つには、チケット代金が高いということ。安くても2万円はします。
まぁ、東京遠征を考えれば、地元で観れば高くはないのかも。

今年の「ホフマン物語」は、話は結構好きなタイプの話。
オペラで観るのも悪くないのかも・・・と思いましたが、
結局、「クラシック予算」(?)が、他の器楽演奏に回ってしまい、残念ながらパスです。

色々勉強するのは好きなので、トークは3回とも参加予定。
ところで、参加者の平均年齢が・・・・
9月には10代向けのゲネ鑑賞も予定されていますが、
このトークの参加者を見る限りでは、
クラシックコンサートより滅びの門が早く見えてきそう。
まぁ、自分の子どもをピアニストにしたいとかヴァイオリニストにしたいと考える親は沢山いますが、
自分の子どもをオペラ歌手にしようと考える親は・・・まず、いませんよねぇ。

では、自分の子どもをミュージカルスターにしようと考える親はいるのか?
現在活躍中のミュージカルスターの皆さんは、
ほとんど子どもの頃四季のミュージカルを観て「憧れた」とおっしゃていますけど。

1幕もののオペラは採算の関係があるのか中々上演されませんが、
子どもにも楽しめるオペラの上演が必要なんじゃないかと思う。
(でも「ヘングレ」はそれほど面白くなし、「カヴァレリア」や「道化師」では話が子ども向きじゃない)
と思った次第です。

トークは、オッフェンバックってあまり知らない作曲家だったので、面白かったです。

2010年6月15日火曜日

かしこいモリー

本日は某小学校のおはなし会。担当は2年生でした。
一緒に組んだ方は、とても端正な語りをする方。
前半、彼女の語りを聞いていると、お話の世界がくっきりと浮かび上がってきました。

後半は私の番。本日の語りは「ついでにペロリ」と「かしこいモリー」。

「ついでにペロリ」は、本当はぎゃあぎゃあ笑って欲しい。怖がらずに、猫のお腹がどんどん膨らんでいくありえない風景を楽しんで欲しい。
でも、最近の私の語りは、リアル系になっているので、若干怖い話に仕上がっています。
これは反省です・・・。

「かしこいモリー」は、どの組でも子ども達がしっかり聞いてくれました。
お話の世界を一緒に旅する「添乗員」としてはとても嬉しい!
くどい説明無しに、しっかりお話の風景を子ども達が眺め、捉えている様子はびんびん伝わってきます。
これぞ、ストーリーテリングの醍醐味です。
一緒に旅してくれた80名余りの2年生、有難う!
「髪の毛一本橋」で思わず自分の髪をくるくる回した男の子達、
君達はしっかり橋を渡りきったと思います。
また、一緒に別のお話の世界へ旅できる日を待っています!

そして、末の王子と結婚したモリーへ、
貴女に相応しい薔薇を送ります。

2010年6月14日月曜日

本:「シアター!」

友達に教えてもらった本。
図書館予約を入れたところ、実に2ヶ月待ちました。
これは、面白い!
漫画やライトノベルのノリで、登場人物がキャラ立ちしているのでさかさか読めます。
そして、扱っている小劇団の「経済観念の無さ」は実にリアル。
(劇団に限ったことではありませんよね、パフォーミングアーツ全体に言えること)

この1冊で終わるのは惜しい。
是非是非「2年間の歩み=あと3公演」及び「その後日談」を書いてください!
劇団員は成長するのか?落伍者は出るのか?
それぞれの「片思い」の行方は?
泣き虫主宰と鉄血宰相の兄弟は?
そしてシアターフラッグはの運命は?
勝手に妄想が膨らみます。

嘗て同人誌等を作っていた方々も、きっと身に覚えの有ることだと思いますが、
アマとプロには歴然とした差が存在する。
そこを乗り越えるのは、並大抵のことじゃない。
54ページの登場人物の言葉は重いです。

芝居好きは勿論、何かに打ち込んでいる人、
そして何かに打ち込んだことのある人、
是非読んでみてください。

2010年6月12日土曜日

ストーリーテリングとキャンドル

図書館等でおはなしを語るとき、ろうそくを点します。
その為、ろうそくとキャンドルは必需品。
そして、ついつい色々買ってしまいます・・・・。
本日も、ネットショップでお買い上げ・・・してしまいました。

本日は、関西からおはなし仲間が来てくれました。
久しぶりに会う彼女を囲んで色々盛り上がりました。
変わっていること、変わっていないこと、
ホント、色々だよねぇ・・・。

本日は無理でしたが、いつか必ず彼女をメインに、
お話会を計画するつもりです。
そのときは、九州の彼女にも来てもらおう!!

2010年6月11日金曜日

ドボコン

本日のコンサート、ホントはパスのはずでした。でも、某所からご案内が!
つい乗り気になり行ってしまいました。
モルダウ  スメタナ
チェロコンチェルト ドボルザーク
新世界より    ドボルザーク

アンコール
二つのチェロのための小カノン  アントン・ガブリエリ
SLOW      
スラブ舞曲

チェロは良かったです。
ドボコンらしい情熱と正確な細かいテクニック。
2楽章は「歌って」くれてちょっとドキッとしました。
アンコールのカノンは、オケのチェロトップと2重奏。
二人ともとても楽しそうで、伸びやかで綺麗。
2曲目の現代曲もなかなか興味深かったです。

オケは・・・う~ん、微妙。
管が時々怪しくなっていたような・・・。
あと、トライアングルのおじさん、音色は揃えて欲しい。
(そういう演奏が指定されているのか??)
「新世界より」は、超有名曲なので、オケには分が悪いです。
この曲の3楽章を聴くと、
いつも緑の平原を走る(それも自分が馬になったかのような視点で)様子を想起します。
ドボルザークの曲は、イメージが湧き上がる。

ドボルザークは、クラシック界きってのメロディーメーカー。
20世紀に生まれていたら、世界的ヒットを飛ばしたことでしょう。
ビートルズにもモリコーネにも勝ったと思う。
ハリウッド映画でばんばん稼ぎ、
西海岸には大邸宅、故郷チェコでは中世のお城を買ったに違いない。

2010年6月9日水曜日

蘇民将来

近所の空き地に生えているチガヤ。広場一面に生えていれば、
秋のススキみたいに銀世界になるのですが、
残念ながら木立に阻まれほんの一握りの群生です。
このチガヤで作る「茅の輪」をくぐるのが、「夏越しの祓い」。
6月の末、神社で行われる神事です。祇園祭もその一つ。

風土記に記されている「蘇民将来」の話は、
子どもの頃子供向けの文学全集で読んで印象に残っていたのですが、
元々は、ものすごく難しく長い話。
(聖書なみに累々代々の人々の名前や、神様の名前が出てくる)
金持ちと貧乏人の兄弟が、それとは知らず神様を、
それぞれ手荒に、また丁重にもてなすことによって報いを受けるというこの話は、
世界各地に類話があります。

今年も、そろそろ「夏越の祓い」の季節です。
どこかで「蘇民将来」の話をしようかな。

2010年6月8日火曜日

告白

本屋さん大賞を取った原作は読んでいないのですが、粗筋は知っていました。
中島監督、松たか子という点に惹かれて観にいったのですが、
エンドロールが終わっても、感想の言葉が出ない。
ため息のみが出ました。

まず、映像が美しい。
時折挟まる雲の流れる夕方の空が美しい。
雨粒が美しい。
スローモーションの人の動きが美しい。
音楽もぴったり嵌る。

そして松たか子の台詞はなんて「リアル」なんだろう。
そして群れとしての中学生の残酷さ、不気味さはなんて「リアル」なんだろう。

誰の中にもある「暗闇」を覗き込むようで、
それが時に残酷に、時に可笑しく、表出することが描かれています。
修哉と母の別れのシーンとその巻き戻しのシーン、
雨の中を歩く森口、
纏まり無くかつ纏まって、無秩序にかつ秩序だって行動する子ども達、
それらを映すカメラワークが素晴らしい。

気持ちが良いとか心が温まるとかいう映画ではありませんが、
一見の価値あり。

2010年6月7日月曜日

ストーリーテリング

今覚えている昔話は「瓜こひめこ」。
これまでは、グリムの代表される西洋モノが多かったのですが、日本の昔話も覚えねば・・・。

ところで「瓜」ってこんな感じ?
画像検索をかけたら、いろんな種類が出てきましたよ!




11月の語りで予定しているのが上記のお話。この絵本はかなり気に入っています。
一時期、最後が涙声になりそうで読み聞かせには使えませんでした。
最近は、OK。ストーリーテリングでも語れるようになりました。
でも、どこで語るのかが問題。時期も選ぶし・・・。
家で一人で練習しているときが、おはなしの世界を一番納得しているときかもしれません。

2010年6月6日日曜日

「この人の理想を実現しよう」と「この人の理想について行こう」

TVを観ました。
「中村屋」
録画し忘れたので、友人より借りました。
なんといっても勘三郎のあの「愛嬌」がすべて。
彼のためなら、彼の理想(芝居)のためなたら、身銭を切ってでも、頑張ろうという気にさせるあの愛嬌。
訳がわからなくても、周りの人を巻き込むあの情熱。
そして、にじみ出る「人情」。
才能溢れる人を「動かす」あの力。
中村屋の芝居が「熱い」のは確かです。
それが、観客の心を打つ。

「ザ・スターー萬斎」
この人は、大変頭の切れる人。芸術監督としては凄いと思う。
彼には、「ついていきます」の一言。
すべてを取り仕切ってくれる、それも冷静に。
世界は彼を中心に回っている。
グランドデザインは、彼の頭の中にあり、そこに他者が付け入る隙は無い。

どっちが良いとかいう話ではありません。
人には、そういうタイプの違いが有るということ。
自分がどっちのタイプか、クリエーターを目指す人はよーく考える必要があると思った次第です。

2010年6月3日木曜日

コンサート(Vnコンチェルトとシンフォニー)

今夜のコンサートは、
へリックス    サロネン
Vnコンチェルト チャイコフスキ
幻想交響曲 ベルリオーズ

指揮者サロネンは、元々作曲家だそうで、彼の曲。
現代曲は好き!
これは難しい曲でしたが、うねる様なところが楽しかったです。

お目当てはVnコンチェルト。
ヒラリー・ハーンの演奏は三度目。コンチェルトは初めてです。
昨年までの2回は、リサイタル形式の演奏会でした。
彼女の演奏はとても丁寧で、プログラムも良く考えられていて好きでした。
アメリカ人ですが、ちょっと古風と言うか、
建国時代のアメリカ、ピューリタニズムの清らかさを感じます。
ですから、演奏はとてもピュアな感じで、音楽そのものが伝わってきました。
今回は初めてのコンチェルトでしたが、
期待にたがわずとても丁寧な演奏。
オケとの対話もバランスが良く、上手く響きあっていました。
個人的には、2楽章の歌うところがとてもナイーブで美しいと思いました。
来年3月にはまたリサイタルがあるので、楽しみ!
アンコールに弾いたのはシューベルトの「魔王」。
これは「凄い」の一言。
技巧もですが、「歌う」んですよ、ヴァイオリンが!

幻想交響曲は、バンダが入り奥行きのある演奏。
ところで全5楽章中、頭に残るのは4・5楽章だけなのね・・・。
1~3楽章はこんなに綺麗なのに・・・初めて聞いたような気がしました。
(一昨年、他のオケで聞いているはず・・・)
アンコールは「ローエングリン序曲」。

2010年6月2日水曜日

びっくり!

本日6/2の「スタジオパークからこんにちは」に、野田秀樹さんが出演と知って、
今週初めより「録画」を準備万端整えておりました。
そして最後のチェックと、10:30にTVを点けてびっくり!
なんと首相が辞任????
それはそれで大変ですが、私の録画予定はどうなるの?
午後は用事が有って出かけなきゃならないのですけど!?

「スタパ」は過去にも緊急放送で飛んだことが・・・。
今日はどうなるの?
他の用事でメール交換をしていた友人と、
「あの人の時は1週間遅れて放送」「あの人は結局無し・・・」
と情報交換を繰り返し、番組表とにらめっこしながら、12:15には家を出ました。

13:15に友人よりメール着信。
「放送有り」
あー良かった。

野田さんが生放送に出ることは、めったに無いのですよ。
帰ってからじっくり楽しんだことは言うまでもありません。
とにかく放送されて良かった!

2010年6月1日火曜日

庭仕事

今年は4月寒かったせいか、パンジーが例年よりもちました。
いつもなら連休明けには植え替えなんですけどね。
おかげで、ペチュニアを植えるプランターが空かず、
連休中に、古いプランターを出してきて植えました。
漸く花盛りになり、毎日水遣りです。

庭仕事の物語といえば、『みどりのゆび』。
でも、これってSFなんじゃないかと・・・思う。

庭仕事は、「まめであること」が第一条件なので、
ものぐさな私には向いていません・・・。