2015年10月31日土曜日

展覧会:「プラド美術館展」 三菱一号館美術館 10月27日(火)昼

「プラド美術館展」
27日の昼に入ったのでした。でも、これって若干…では?入場料が1,700円もするのですよん。そして、グッズ売り場で
…!私の欲しい絵の絵葉書が無い!!!!かなり有名な絵なんですけど?どうして?
というわけで、ブログに書くも忘れたわけです。





風景:「江戸東京たてもの園」(小金井) 10月28日(水)

江戸東京たてもの園
小春日和というのでしょうか。28日は風も無く暖かに日和になりました。いつもの遠征ならマチネの芝居観劇を入れるところですが、今回は外歩きを予定しました。
1.鎌倉江ノ電めぐり
2.箱根美術館めぐり
3.川村記念美術館(千葉・佐倉)
4.江戸東京たてもの園(小金井)
この四つからの選択としたのですが、
鎌倉は水曜日休みのお店が多い、箱根は時間がかかる、佐倉もちょっと遠い…ということで、「江戸東京たてもの園」に向かいました。
武蔵小金井駅からバスとのこと。丁度駅前にCOCOバスが止まっていたので乗り込んだところ、これは東小金井からぐるっと周るバス。でも、小金井の街を楽しむことが出来ました。こういうバスって結構楽しいです。降りたところは、玉川上水沿いの道。娘曰く「こんな土の道を歩くのは久しぶり」。広がる農地が武蔵野を感じさせてくれました。
広い小金井公園の中にある「たてもの園」ですが、こじんまりとまとまっていて大変見やすいところです。季節柄、茅葺の建物では囲炉裏やかまどで火がたかれていて風情が有りましたし、小さいおうち風の昭和の洋風建築や看板建築の店舗兼住宅は、懐かしい思い出を運んでくれるように思いました。
有名なのは「前川國男邸」。モダニズム建築家の自宅は、「思想」が感じられます。
銭湯のタイル絵は、女湯は「昔話」、男湯は「武者絵」。銭湯に通えば何度も見るわけで、 其のあたりの「刷り込み効果」は?
平日という事も有り、ゆったり過ごした半日でした。








舞台:スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」 新橋演舞場 10月17日(火)16:30~

スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」
実は『ワンピース』は読んだことが…無い。漫画は絵が自分にフィットするかが結構ポイントなのですが、私には絵が…フィットしない、苦手な絵なのです-余談ですが『ハチミツとクローバー』もそれで苦労しました、頑張って読んだけど-。
でも、舞台作品に仕上げるからには、原作を読んでなくても判るように作られているハズ。
会場内に入ったときから、舞台のしつらえといい、観客層いい、普段の歌舞伎とは違っていました。そして、開演とほぼ同時に一気に物語世界へ。でも、一幕目はそれなりに歌舞伎らしい場面も作られていましたが、ビックリは2幕目。「ロッキーホラーショー」かいな?と思いつつ見ているうちに、幕切れはコンサートライブになっていきました。その興奮冷めやらぬうちに3幕に突入。4時間半はあっと言う間に過ぎました。
これは「スーパー」としか言いようがないと思います。そして、出演者と物語を大事にする猿之助さんの姿勢は素晴らしいです。続編も作られるのかしら?








風景:富士山に出会う 10月27日(火)午前

新富士駅近く
新富士駅過ぎ
富士山
新幹線から富士山が見えるとちょっと得した気分。今回は、雲が富士山を横切っていました。
小田原駅近くからも見えますし、新横浜到着前にも見えます。この関東平野からの富士山、夕方の方が綺麗。今回の遠征では、帰り丁度夕陽の時間になったのですが、雲がかかっていて残念ながら富士山は見えませんでした。
これからの季節、空気が澄んでくるので期待したいです!


小田原駅近く

新横浜到着10分前



2015年10月24日土曜日

本:『風の丘』カルミネ・アバーテ作(新潮クレスト・ブックス)

『風の丘』カルミネ・アバーテ
南部イタリアの風の吹く丘に住む4代の家族の100年の物語。イタリア的というか、面白い物語です。ベルトリッチの「1900年」を思い出し-この映画の舞台は北部イタリアだったけど-、この作品も映画化されるかも…と思いました。
それにても、イタリアってどこを掘っても「遺跡」が出てくる国なんですね。そして、有史以来政治的戦いの続いている国…なんだとも思います。田舎の有り様は日本と似ていて、そこもこの物語に魅かれた理由かしら?

今年は結構色々読んでいるように思いますが、中々感想を書けません。頑張ろう!





映画:「岸辺の旅」 センチュリーシネマ 10月21日(水)13:00~

「岸辺の旅」
カンヌで賞を取った映画。一種のロードムービーとしてとても綺麗な映像を楽しめます。二人の訪れる場所・出来事それぞれが微妙に心を揺すぶるもので、極彩色からモノクロへの変化-夏に観た展覧会の作品を思い出しました-とか、音の記憶とか、不敵な笑みとか、まるで宮澤賢治の作品をを彷彿とさせる人々の集まりとか、説明が少ないのですが、想起させることが多く面白い映画でした。ただ、杉林のシーンは、ホラー映画みたいで-ってホラー映画なの?-あまりしっくりきませんでした。
あと、音楽が凄い。ワグナーみたいだなと思ったのですが、とある雑誌を読んだら、「ハリウッド的」と書かれていて、印象は間違っていなかったらしい。結構「過剰な音楽」がついてます。日本映画的じゃないです。そこは印象的でした。
もう一度見ても…う~ん、WOWOWでの放映を待ちます。



2015年10月6日火曜日

舞台:「RED」楽 新国立劇場小ホール 10月4日(日)15:00~

「RED」楽日
この日のケンは、ロスコの作品の化身のように感じました。額縁の中から現れ、額縁の中に戻っていく。作品がそれ自体独立し作者の下を去る…未来へ、知らない所へ…神殿から現実の街へ。
そう感じました。
今回の作品、一体何回観たのかしら?でも、観るたびに違った印象を受け、違った集中力を持たされました。
「芸術家」を想い、美術館系の仕事をしている友人を誘おうと思った8月。
ミステリーじゃないよね、と反芻した9月。
心が感動で震えた前楽、未来への想いに強く押し出された楽。
様々な想いを与えてくれた舞台、舞台を観ることの醍醐味を感じさせてくれた公演でした。この舞台を作り出した皆さま、有難うございます。これからも素晴らしい舞台をお願いします。



風景:「旧東京市店舗向住宅」 10月4日(日)午後

「旧東京市店舗向住宅」
清澄庭園に沿って、昭和初期に建てられた「店舗向住宅」が現存するとのこと。現代美術館の帰り、寄り道しました。
これは素敵。公園の木々を背に、コンクリート作りの建物が並んでいます。多分改装に次ぐ改装を経ているのでしょうが、外観に建てられた当時の面影が残っていて、レトロな雰囲気です。京都の路地町屋と同じように、いつまでもここに残っていて欲しいと思いました。名古屋では…?熱田神宮のお店群をこのように出来たら…?




深川資料館通りから



展覧会:「オスカー・ニーマイヤー展」東京都現代美術館 10月4日(日)午前

「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」
ブラジリアと言えば、私達の小学生・中学生時代、「人工的に作られた首都」として教科書に載っていた都市です。その町に広がる建物を設計したのが、ニーマイヤーとのこと。TVでちょこっと紹介されたのを見て、興味を持ちました。
20世紀のモダニズム建築を代表する建築家とのことですが、これは凄いです!会場内の「イビラプエラ公園模型-30分の1」は、ランドスケープを体験する展示となっており楽しいです。そして、なんといっても上映されている「20世紀最後の巨匠 オスカー・ニーマイヤー」というドキュメンタリ映画は面白い!これを観るだけでも価値が有るかも。
以前からぼんやり思っていたのですが、後世-500年から1000年経って-20世紀を一言でラべリングするならどんな言葉がふさわしいか?という事が有り、なんとなく「共産主義・社会主義思想台頭の時代」と言われるんじゃないかと考えていました。20世紀はロシア革命からはじまり、ベルリンの壁の崩壊で20世紀は終わるのですから。20世紀の知識人は、賛成するにしろ、反対するにしろ、この思想と切り離されることは無かったということが、のこニーマイヤーのドキュメンタリでも語られていると思いました。
思想が有って芸術が有るのか?これは大きな問題ですが、考え続けたいと思います。



イビラプエラ公園

イビラプエラ公園




舞台:「RED」 新国立劇場小ホール 10月3日(土)19:00~

「RED」
今回の上演中、一番心に響いた回。刺激的な言葉のやり取りに気持ちがどんどん入り込みました。普段はスタンディングオベーションしない私ですが、思わず知らず立ち上がってしまいました。長い公演、何度か足を運びましたが、こういう回が有るから舞台観劇は止められない!です。
またいつか、こういう「ドキドキ」に出会えることを祈って。


展覧会:「アルフレッド・シスレー展」 練馬区立美術館 10月3日(土)午後

「アルフレッド・シスレー展-印象派、空と水辺の風景画家-」
練馬区立美術館に一度行ってみたかったのと、気持ちを落ち着かせる意味で、シスレー展へ。
なんと、あの「鵞鳥のいる河畔」に再会。ちょっと嬉しかったです。1F展示室の日本人作家の絵も興味深い。ヨーロッパ人と日本人では、同じ風景を見ても感じるところというか、見え方が違うんでしょうね。




風景:富士山 10月3日(土)昼

富士山
新幹線に乗ると、やっぱり富士山を探しています。特に出発時に晴れていると期待してしまいましす。今回は「雲と富士」ってことろでしょうか。これから雪を被る富士山の季節が始まりますが、その姿はとても綺麗。上京するのが楽しみになります。




2015年10月2日金曜日

舞台:「NINAGAWAマクベス」 コクーン 9月16日(水)13:30~

「NINAGAWAマクベス」

伝説の舞台の再演ということで、観にいったのでした。シュエイクスピアでは「マクベス」を一番よく見ています。
この舞台はとても美しい舞台。文楽の人形のような色鮮やかな衣装、洗練された動きが観客の目を奪います。そして繰り出される言葉。抒情的な音楽はちょっと説明的ですが、流れるような物語を紡ぎ出していました。やっぱり「伝説」ですよね。
9月に観にいったのを書き込むのを忘れて…しまいました。ちゃんと毎日書けばよいのですが、最近はまとめ書きばかりで…。他にも結構落としているかも…。


風景:銀杏三題

銀杏
毎年10月に入ると、近くの公園ではギンナンが落ち始めます。落ちると「あ、ギンナン!」と思うわけですが、よく考えたら-考えなくても-、いきなり黄色いギンナンが出来るわけではありません。あらゆる木の実と同じく、実りの秋より前に実が出来ているはずです。
というわけで、今年は公園を通る時、注意してみました。すると、有る有る。7月にはすでに大きな実が付いておりました。ただ色が葉っぱと同じ黄緑なので、目立たないのです。9月に入り徐々に色づき、9月末から風が吹くたびに実が落ちるようになってきました。黄色い果肉の中にはギンナンが!拾いに来る方も大勢いるようですよ。
7月

9月

10月

舞台:「RED」 新国立劇場小ホール 9月29日(火)19:00~

「RED」6回目

風景:ニコライ堂

ニコライ堂
お茶の水のニコライ堂に行きました。昔は聖橋から見えたと思うのですが、今は高層ビルに阻まれています。でも、近づくと丸屋根が見えてきました。
中に入ったのは今回が初めて。イコンが飾られてロシア正教の教会らしくろうそくが揺らめいていました。ほんの短い時間ですが、心が安らかになったように思います。




2015年10月1日木曜日

展覧会:「MOMATコレクション 藤田嗣治 全所蔵作品展示」 国立近代美術館 9月29日(火)午後

「MOMATコレクション 藤田嗣治 全所蔵作品展示」
乳白色で有名なフジタですが、近代美術館には彼の描いた戦争画が所蔵されています。以前都美で1作品見たことがありましたが、今回、初めて全作品を観ることになりました。
驚いたのは、ガダルカナル、アッツ島を描いた作品の構図に、先日京都で観た「アンギアーリの戦い」と同じようなものがあること。フジタのヨーロッパ体験が反映しているのです。そう、ヨーロッパの有名な絵画群にも多くの戦争画があるのです。古くはバユーのタピストリー、ギリシアの神話を描いたものも、宗教画も、戦いがテーマになっているのです。歴史の中では、避けて通れないテーマなのです。謳いあげるのか?目を背けるのか?声高に叫ぶのか?沈黙を守るのか?その判断は後世の人々にゆだねられるのでしょうか。
鑑賞者は、それぞれの心に問いかけ、自分で考えてゆくべきものなのでしょう。多くの人に見て欲しい展覧会です。




風景:カンペール焼き

カンペール焼き
新国立劇場に行くと必ずウィンドウショッピングするお店があります。そこで扱っているカンペール焼きが好きなのです。でも、今年に入ってカンペール焼きの棚が縮小…これはまずいかも?というわけで気になっていたエッグスタンドを2個購入。以前購入したものを並べて写真を撮りました。扱いをもうやめるそうで、残念。


舞台:「RED」 新国立劇場小ホール 9月24日(木)15:00~

「RED」5回目

展覧会:「モネ展」 東京都美術館 9月24日(木)午前

「モネ展 マルモッタン・モネ美術館所蔵」
これは混んでいました!人気のモネ展です。「印象、日の出」をじっくり見ることが出来たので良しとしましょう、また、晩年に描かれた厚塗りの絵も良いなと思いました。今回のお買い上げは「バラの小道 ジヴェルニー」です。

印象、日の出

バラの小道 ジヴェルニー

コンサート:室内楽 9月21日(月)13:30~

「室内楽」
久しぶりのサロンコンサート。小規模なサロンでの演奏会は、ホールのコンサートとは違った雰囲気です。時に参加するのも楽しいものですよね。


舞台:「RED」 新国立劇場小ホール 9月16日(水)19:00~

「RED」4回目

展覧会:「風景画の誕生 ウィーン美術史美術館所蔵」 bunkamuraミュージアム 9月16日(水)午前

「風景画の誕生」
ネーデルランド絵画から18世紀までの風景画の展覧会。小さな板絵は中々面白い作品が来ています。一緒に行った友人は「ボッシュ」のえが見られると思っていたので、ちょと残念!だったらしいです。バッサーノの月歴画は、絵として好きかと言われるとそうではないわけですが、絵画を探る点では興味が尽きない絵でした。ベリー侯の時祷書に代表されるカランドリエは、民俗学的にも面白いのです。


舞台:「RED」 新国立劇場小ホール 9月15日(火)19:00~

「RED」三回目

展覧会:「最後の印象派 1900~20‘s Paris」 損保ジャパン美術館 9月15日(火)午後

「最後の印象派 1900~20's Paris」
穏やかな小作品の並ぶ展覧会でした。最後という言葉とおり、色合いもたそがれ時のようです。第一次世界大戦の影響も有るのかもしません。チラシにもなっているエミール・クラウスの絵と、後の時代に通ずる-ドニやホドラー-アンリ・ル・シダネルの絵が、

リス川の夕陽

日曜日
今回の「お買い上げ」です。


展覧会:「レオナルド・ダ・ヴィンチと アンギアーリの戦い」 京都文化博物館 8月26日(水)

「アンギアーリの戦い~ダヴォラ・ドーリアの謎」
岡崎の疏水べりのカフェで昼食後、京都の町中へ。
東京では見ることが難しかった-会場が遠い!-「アンギアーリの戦い」を見ることにしました。
これは興味深い展覧会でした。フィレンツエのシニョリーア宮殿に描かれるはずだった絵の下絵ではと言われる画と、レオナルドの絵の模写等が多く出展されています。一つの完成しなかった絵を巡る謎を解き明かす展覧会なので、意識を集中してみることが出来、一冊のミステリーを読んだような気分になりました。




展覧会:「ルーヴル展」 京都市美術館 8月26日(水)午前

「ルーヴル展」
東京では行かなかったので、関西の友人と京都へ。思ったよりも人出ではなく、結構楽しく見ることが出来ました。出口のミュージアムショップは同時開催の「マグリット展」と隣り合っていたのですが、なんと、グッズになるとマグリットの方が断然素敵!う~ん、20世紀美術はインテリアというか現代の私達の生活にマッチしているというか、食器になっても、鞄になっても、Tシャツになっても収まりが良いんです。ルネサンスもバロックも、現代では…です。


展覧会:「芸術植物園」 愛知県美術館 8月25日(火)午後

「芸術植物園」
今村文
切り口が面白い展覧会。琳派の屏風絵を見るのが目的だったのですが、一番魅かれたのは現代作家の作品。購入可能なら…購入しちゃうかも!



展覧会:「ダブルインパクト 明治ニッポンの美」 名古屋ボストン美術館 8月25日(火)午前

「ダブルインパクト 明治ニッポンの美」
これはインパクトです。こんな絵が描かれていたんです。これって劇画ですよね!




舞台:「RED」 新国立劇場小ホール 8月22日(土)15:00~

「RED」2回目

展覧会:「エリック・サティとその時代展」 bunkamura 8月22日(土)午後

「エリック・サティとその時代展」
  サティのピアノ曲のCDをずっと聞きつづけていたのは、何年前の事でしょうか。
今回の展覧会、最後のブースで約25分画像付きで聴いた「スポーツと気晴らし」はとてもおもしろかったですし、オシャレ!暑い夏の日、ゆっくりと優雅に時間を過ごしました。




舞台:「RED」 新国立劇場小ホール 8月21日(金)19:00~

「RED」1回目